神保町の岩波ホールが、今年の7月で閉館するという。
(HPより)
私が入社した会社の創業当時の本社ビルが近くにあり、そこがサラリーマン研修のスタートの場だったこともあって、神保町のこのホールは、入社以来なじみ深い交差点にあって、いつも目にしていた。ランチタイムに近くに行った時には、今月は何を上映するんだろうかと掲示を見たりもしていた。
記憶違いかもしれないが、そのホールの地下にあった喫茶店かレストランでランチを食べたこともあったような気がする。
HPを見てみると、コロナウィルスの影響による経営不振で、閉館を決定した、と書かれていた。川喜多かしこさんと、総支配人の高野悦子さんのお名前が、懐かしい。
インド映画など、なかなか上映される機会の少ない映画をかけるような個性的なホールであった。
私は、それほど行ってはいないけれど、ベルイマンか何かを見るために1度か2度訪れたように思う。
岩波ホールもそうだが、老舗の飲食店や、全国の名物ライブハウスなども閉店になったところが数多くある。
コロナウィルスは、人の健康だけでなく、貴重な文化の芽までも摘み取っているのだ。
#岩波ホール
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