「睦月」とは、正月に親類一同が集まり、睦び(親しくする)の月であるからという。
今年は、集まった人は多少はいたかもしれないが、以前とは比較になるまい。
正月を迎えるために、暮れに玄関に活けておいた松と千両は、どちらもまだ元気にしてくれている。すごい生命力だ。
千両は、実が重いためか、赤い実が下がっていて、そろそろ限界かと思い、捨てようとしたら、まだ実も葉もなんとか、しっかりしていたので短く切って小さな瓶に活けてみた。
短く切ったおかげで、赤い実が、葉の上にしっかりと顔を見せたので、もう少し楽しめるように思う。松は、今もしゃっきりとしてくれている。
ネットで、千両と万両について検索してみたら、こんな一文を見つけた。
「万両の実は、重いので、下に垂れ下がっているということから
千両よりも重い、万両と言う名前になったと言われています。
また、千両と万両の区別のしかたとして
千両あったら、みせびらかしたくなるから、実が上に。
万両だったら、泥棒が怖くて、隠すために下に実がつく。
だなんて、なんとも落語のような感じで、覚えていたみたいです。」
この真偽は定かではないが、ちょっと粋な話なので、気に入った。
わが家の千両も、頭を垂れていたのが、枝を切ったことで、真っすぐこちらに赤い実を見せてくれている。結局、一ケ月にわたって、私を楽しませてくれている。
もう少し飾っておこうと思う。そして、あと数日でもう如月となる。
今年も時間の速さは、加速している。
#千両 #睦月 #如月
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