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2022年01月25日

生音の魅力

22日の土曜日に、多分数年ぶりにライブコンサートに出かけた。
Gravaという女性ユニットで、今年で結成20年の富山県の音楽ユニットだ。
ピアノ+ボーカル2人という構成による女性3人のグループで、音を厚くする時には、ドラムやベースなどのバッキングメンバーが加わって演奏するようだ。
グループ名は、スペイン語で砂利や小石を意味する"grava"という言葉だという。
220125grava.jpg
(Grava HPより)
サンバ・ボサノヴァを中心に全国で活動するオールラウンドシンガーのリーダーtomo。多彩なハイトーンヴォイスを駆使するグレートシンガーsao。ピアノのnocciはヴォーカルに絶妙に寄り添い、呼吸するように歌わせるピアニスト、という3人はなかなかの実力者たち。

私が最初にラジオで彼女たちのハーモニーを聞いた時には、思わずぶっ飛んだ。
富山にも、こんなにすごいレベルの音楽グループがいるんだ、と感動した。
たまたまリーダーであるtomo、こと布上智子さんは、FMラジオで番組のパーソナリティでもあり、私も知っているディレクターと組んで、センスの良い番組をやっていて、いっぺんにファンになった。そして、いつかライブを聞いてみたいと思っていた。

ボーカルとピアノというシンプルな編成で、ジャンルを超えた様々な歌を tomoとsao2人の個性的でソウルフルな歌声と甘美なハーモニーで歌い上げる。そのサウンドは、たった二人(時にはピアノのnocciも参加する)とは思えない広がりがあり、マンハッタントランスファーか、シンガーズアンリミテッドばりの見事なハーモニーである。それをnocciの情熱のピアノがさりげなく、時に鮮やかにサポートしていく。
これは一度ライブで聞いてみたいなと思っていたら、わが市でライブを開催するというので、コロナ感染のことも懸念したけれど、音楽の魅力に負けてライブに出かけた。
行ってみれば、やはりライブは素晴らしかった。小さなホールでもあり、ライブという生の演奏の魅力を堪能することができた。
今回は、ドラムとベースというリズムセクションが、サポートするという構成だったが、いつも演奏しているメンバーの様で、息のあったステージパフォーマンスであった。結成20年だけに、ステージパフォーマンスも上手で、久しぶりのライブで気合の入ったsaoさんのパワフルボイスがちょっと強すぎるかなというくらいだった。

大学時代音楽クラブでバンド活動を4年間やっていて、下手なドラムを叩いていた私としては、ライブの魅力を自分の思い出と重ねながら聞いていた。自分たちの音を確認するモニタースピーカーが置かれたステージは、昔我々が演奏していた頃と同じ雰囲気だ。
ドラムとベースの生音は、ライブでないと味わえない響きである。そこに、上手なボーカル二人の声がからみあう。あーやっぱり、上手い人の演奏をライブで聞くのはいいなあ。そう感じながら帰路についた。
やっぱりライブは素敵だね。
#Grava #ライブの音
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