国別の感染者数では、米国約466万人、ブラジル約273万人、インド約175万人。前述のとおり、この3カ国で全体のほぼ半数を占める。世界の死者数は68万人超となり、米国が約15万4000人、ブラジルが約9万4000人、メキシコ約4万7000人、英国約4万6000人という順番になっているそうだ。
(出典:国立感染症研究所ホームページ)
日本は、アメリカの製薬会社にいち早くワクチンを大量買い付け予約したが、この感染症のワクチンは、そう簡単にはできないらしい。エイズウィルスは、もう何年もワクチンができておらず、コロナVもエイズと同じRNA(リボ核酸)ウイルスと呼ばれるタイプで、非常にワクチン開発の難しいウィルスだそうだ。本当に効き目のあるワクチンが開発されるのは、実際にはまだ相当先でないと難しいらしい。治療薬についても、世界中で色々研究が進められているが、これもまだまだ明かりが見えない。ということは、長期にわたって、このウィルスと共存していくということになりそうなのだ。
経済面でも、4月からの第一四半期だけで、ANA1600億円、三菱自工3600億円・・・などなど名だたる企業が、これまで見たことのない巨額の赤字を発表している。まだまだ先の見えない状況の中で、年度末の決算時には、いったいどうなるのだろうか?今から恐ろしくなる。
病理的にも、社会生活面でも、そして社会経済においても、これほどの大きな影響を与えたウィルスはいまだかつてない。人類の直面した試練としてはあまりに大きく、先が見えない敵なのである。
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