(画像は、情報保護のため記事の一部をマスクしてあります)
ひとつは、日本製鉄がトヨタと中国の鉄鋼会社を提訴したという記事。トヨタと日本製鉄は、長年素材開発で協力してきたのだが、一部の鉄鋼の発注を中国企業にするという事に関連して特許技術が、もれたのではということで訴えを起こしたという。
次の記事は、トヨタの高級車レクサスの最上級SUVのLXが、指紋認証でエンジンを始動する仕組みを採用したというもの。盗難防止が目的だという。
そして、最後は、ブレーキとアクセルの踏み間違いを防ぐシートクッションを開発した、という記事。高齢者になると股関節が開くようになり、ペダルの踏み間違いが起こりやすくなるのをシートの形状で足を少し閉じさせて踏み間違いを減らそうというものだという。
提訴されたという記事は、長年協力し合ってきた材料メーカーが、先端技術をめぐってトヨタが信頼を裏切ったというようなことで、トヨタは、鉄鋼メーカー同士で解決すべき問題と回答している。
レクサスSUVの技術は、盗難防止のために、エンジン始動に指紋認証技術を活用したということで、人気車種レクサスが世界中で抱えている盗難という悩みに対する対策だろう。
そして、高齢者の運転ミスを防ぐ工夫を施した後付けのシートクッション。確か、池袋で事故を起こし、禁固刑の判決が出た90歳の元高級官僚が乗っていた車は、プリウスだったことをつい思い出してしまった。
素材開発をめぐる先端技術と中国企業、世界で起きる盗難車問題と指紋認証技術、そして、高齢者による運転事故を減らそうとする技術。
あ、もうひとつ別の面にも記事があった。大幅減産の記事。
この3つの記事がたまたま固まっていたのだけれど、そこには、車を取り巻く課題も象徴的に浮き彫りになっているようにも思えた。
#トヨタを提訴 #踏み間違いを防ぐクッション #レクサスに指紋認証
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