顔の作り、表情の豊かさ、そして、魅力的な笑顔を生む内面の力、そうしたものが相まって美しい笑顔になるのだろう。
1日遅れの話題で恐縮だが、久しぶりに、私が贔屓にしている渋野日向子が、スタンレーレディスで優勝した。2019年以来の日本ツアー5勝目。4人によるプレーオフを勝ち抜いて得た勝利で、2年ぶりのVとなった。
(ヤフーニュース/日刊スポーツ)
私は、渋野の笑顔が大好きだ。さわやかで美しい笑顔だ。
「屈託がない」という言葉があるが、屈託とは、くよくよしないことである。
渋野は、くよくよせず、前向きな笑顔をしている。これは、簡単なようでなかなか難しい。
仕事で悩んだりしていることが続くと、表情には「屈託が溜まってくる?」
美しく笑うことなど難しくなる。
渋野もなかなか勝てなかったこの2年は、いらいらしただろう。実際、試合中も、かつての笑顔がずいぶん減ったようにも感じた。
あの全英女子オープンでの最終18番ホールでのロングパットを決めた劇的な勝利。
その偉業が、むしろ彼女を苦しめた事もあったに違いない。
サラリーマンも、こういうことがある。全社で注目されるような業績をあげて注目を集めたりすると、そのあとが、なかなか続かなかったりする。あれはまぐれだったんだろう、などとささやかれると、さらにうまくいかなかったりする。人生とはなかなか思うようにいかないものだ。
そんな時でも微笑んでいられる人には、たぶん何かがある。
渋野には遠く及ばないけれど、私も苦しい時が続いても、美しい笑顔で微笑む時間を少しでも多くしたいと思う。
#渋野日向子
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