ニュースの見出しを見て、へえーと驚いてニュースの中身を読んでみたら、さらに久しぶりに見た名前に驚いた。
恥ずかしながら、個性的なアニメのCMでおなじみの、あのトライグループのトップが二谷友里恵さんだとは知らなかった。
郷ひろみ氏と離婚後に、自分のブランドの服などを売る実業家として才能を発揮したことは記憶にあったけれど、CMを毎日バンバン打っているような巨大な教育産業となった企業を経営しているとは大変な才覚であろう。
コロナによるリモート生活は、教育業界にも大きな変化をもたらした。家庭教師と言えば、我々の世代は、裕福なお宅に有名大学の学生が通って、マンツーマンで教えるような昔の姿をイメージしてしまう。確かに、そうした方法からスタートしてはいるけれど、現在では、オンラインによる教育システムが、家庭教師の世界でも急速に進行して主流となっており、この領域でのビジネスの組み立て方が今後の勝敗を分けることになりそうだ。
投資ファンドのCVCといえば、どこかで聞いた名前だと思ったら、東芝を買収すると名乗りを揚げた企業であった。なるほど、さすがは目利きの投資会社だなと妙な感心をしてしまったが、トライに対しては、ITなどデジタル投資を強化し、3〜4年後の上場を目指すということらしい。その買収話を受け入れた二谷社長の経営判断がどうなるのか、これもまた今後を注目したいところではある。
トライのサイトを見ると、トップページで、『全国No1.のマンツーマン指導と最先端のAI学習を組み合わせ、どこよりも成績を上げます。』とうたっている。
最近のCMでも、「的中AIで、逆転合格〜」というキャッチコピーが中心になっている。
買収額は1000億円規模に上るとみられるというが、さて、トライにトライしたこの買収、的中AIとなるかどうか。注目である。
#家庭教師のトライ
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