実際に、21年6月時点で6人の移住が決定していて、一部の社員は既に大分県内で生活をスタートさせているのだそうだ。
(日経新聞より)
コロナ禍によって、リモートワークが、一時的な対応策から、ビジネスシーンのスタンダードになりつつある。それが、個人のライフスタイルにも変化をもたらし、ビジネスマンの考え方にも確かに影響を与えつつあると感じている。
もちろん、暮し方を変えるには相当のエネルギーが必要になるので、これが本質的なライフスタイルの変化になるのかどうかを検証するには、これから数年の時間が必要になるだろう。しかし、わが県においても、一部の市などで、この数年、移住人口の増加が顕著になっている。
大都市からのアクセスがある程度良くて、しかも都会にない魅力のある暮らしができることに対して、大きな価値が生まれていることは確かだと思う。
軽井沢は、かつての別荘地から、自然を楽しみながら仕事のできる定住地としての側面が生まれつつある。長野県内でも似通った傾向の町が出てきている。
私は既にリタイアした身で、親の介護に専念しているけれど、リモートでほんの少し仕事をしたりもしている。そういうことが、確かに可能になってきている。
こうしたことが、個人の好みだけでなく、選択可能な生き方として十分なバランスが成立するようになれば、田舎への移住生活は、本当のものになるだろう。
田舎に暮らす私としては、その行く末を観察するのも密かな楽しみである。
#地方への移住
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