(ヤフーニュースより)
総理の記者会見を聞いても本音はどうやら違うところにありそうで、どうも理解も納得もできないが、菅総理では選挙に勝てないという党内の声や、派閥の領袖から思うような支持が得られないとか、まあいろんなことが手詰まりになって、ここが潮時か、という決断に至ったのであろうか。小泉進次郎氏が涙を見せながらコメントしていた様子を見ると、一部メディアが、小泉氏が「貴方では勝てないから自民党のために降りるべきだ」と菅さんに迫ったというのもあながち嘘ではないかな、とも思ってしまう。ともあれ思いがけぬ幕引きである。
この動きを受けて、自民党内の動きも慌ただしくなり、菅さんが降りたことから出馬に動き出した河野ワクチン相や、石破さんも、微妙に発言のニュアンスが変わり、出馬もあり得るような含みを持たせた言葉になってきた。「後出しじゃんけん」もありだ、と取り巻きから声が上がっているともいうから、〆切ギリギリの立候補になるか?立候補を表明していた高市さんに続き、野田聖子も出馬に意欲を見せているようだ。菅さんが降りたとたんに、半日ほどで総裁選の構図が激変するのが永田町である。
この瞬間にも、密をさけるどころか、料亭や高級ホテルの一室で、親密な推薦人獲得交渉などが、行われていることだろう。
菅総理退任のニュースが流れたとたんに、東証株価が久しぶりに値を上げたというのも、皮肉なことだが、経済界でも菅政権の行き詰まりから、新たな変化が生まれることへの期待が強いという事だろうか。
岸田さんを軸に、どうやら混戦レースの様相を呈しつつある総裁選=総理候補の争いだが、日本の混迷を少しでも是正してくれる政権の誕生を願うばかりである。
#菅首相不出馬 #自民党総裁選
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