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2021年08月26日

モデルナワクチンに異物

ワクチンの接種が、高齢者から、下の年齢にも拡大し職域での接種も広がっている中で、また驚きのニュースが流れた。
モデルナのワクチンに異物が混入していたという。金属片のようだということで現在モデルナ側で調査中とのことだが、埼玉では、医師が、目視で気が付いたという。
ミリ単位の大きさの異物という報道もあったので、少なくとも注射針を通って体内に入ることはなさそうだが、ワクチンを製造するタンクなどの金属がはく離したのだろうか?
210826モデルナに異物.jpg
(ヤフーニュースより)

ワクチンに異物!ということも驚きだったが、このニュースで私が印象的に感じたのが、異物混入したワクチンが、どの工場で製造したものかということや、出荷された国や地域などが、短期間でトレースできていることだ。モデルナのワクチンを接種済みの人は、ワクチン接種証明書の番号から、混入可能性のある品番のものかどうかが確認できるという。
あらためて、コンピューターによるデータ管理のシステムが、本当に進化しているということを痛感した。

野菜等に至るまで、トレーサビリティの仕組みは、すさまじい発展をとげている。バーコードやQRコードなどによるデータ管理システムは、知らない間に、暮しの中に深く静かに入り込んでいる。
携帯電話を持っている人は、自分で設定を変えない限り、位置情報が常時発信され把握されている。グーグルなどでは、「この一ケ月、こんなところに出かけましたね?」と勝手にメールでデータを送って来たりする。ここまでくるとちょっと怖くなってくる。

とはいえ、「すごいけどカンタン」なインターフェイスで、暮しが進化していることは確かだ。病院に入院すると、バーコード付きのIDリングのようなものを手首などに付けられるようになった。検査を行ったりするたびにそれを読取り、瞬時にデータは集約され共有可能となる。院内での点滴薬等の照合・確認もバーコードで管理され事故を防ぐようになっている。
読取り装置も、どんどん小さくなっていて、こんな端末あるの?と驚かされることも多い。

ITの進化は、暮しをより便利にして、進化を加速させている一方で、いつのまにか自分の情報を誰かに共有されていることの怖さも感じてしまう。メカ好きの私でもちょっとうすら寒くなる。便利な暮らしは、実は、監視社会と表裏一体でもある。
#モデルナワクチン #異物混入





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