今、ラムネが苦境に陥っているという。我々60代なら誰でも知っているビー玉の入ったあの飲み物である。飲み終わってカラカラとビー玉の音がするのが楽しかった。
なんと、かつては、ラムネの会社が2300社もあったそうだが、今は、100分の一にまで減ったという。もともと需要は減っていたようだが、コロナウィルスによって夏のイベントが激減して、ラムネもあおりをくらったのだという。このままでは、ラムネが消えてしまう可能性もあるという。それは文化の喪失でもあり、ちょっと寂しい話である。
(写真は、日本最古のラムネと言われている長崎のもの(長崎・ジョイフルサンより))
そして、もうひとつ、旅行情報本の代表格であった「地球の歩き方」が、ピンチだという。
我々の世代にとっては、自分で旅をする海外旅行の幕開けを告げる時代のバイブルのような本であった。
それが、コロナウィルスによって、実に9割減にまで陥っているという。
新しい情報を収集する活動もしにくくなっていて、旅行需要のおちこみと共に、減少に拍車がかかっているようだ。
これまでも大きな影響を受け続けている飲食業界では、100年以上続いた老舗の名店が、日本中で閉店に追い込まれている。このままでは、飲食文化の大きな損失になりそうで本当に悲しい事態である。
コロナ退散!の願いを込めたアマビエ様の商品は、様々に登場したが、その力も及ばず、残念ながら、未だ明かりの見えない状況が続いている。
コロナウィルスは、食文化をはじめとするさまざまな文化にまで、影を落とし始めているようだ。・・・・
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