(NHKニュースWEB)
日本国内での感染者数が、ついに100万人を超えたという!
東京でも、1日の感染者が5千人を超えるという恐るべき数字が出て、このままでは1万人に達する可能性もあるという。
ワクチンを接種していない50代以下の人たちの感染が増加していて、特に20代の人の感染者増がすさまじい。若い人は、感染しても重症化しないといわれてきたが、中等症から重症へ移行する人も増えているようで、決して油断は出来ない状況だ。
当然医療体制はひっ迫しており、重症でなければ自宅療養が基本という政府方針が発表されたが、それが物議をかもして、政府があわてて発表内容を修正する事態にもなった。
しかし、大都市の病院では、コロナ患者を受け入れられる環境はどんどん厳しくなってきていて、自宅で待機せざるを得ないことが現実化している。
東京は一人暮らしの人の多い大都市でもある。
私は、重い肺炎を経験し入院もしたので、たった一日二日で、症状が激変することを身をもって体験した。私の叔父は、肺炎だったのに、たいしたことはないだろうと思って病院にかかるのが数日遅れたために、入院後4日ほどで亡くなってしまった。
一人暮らしで自宅療養していて、症状が急変して危険な状態に陥っても病院に入れないということが、これからどんどん起きてくるのではないかと不安になる。
大都市の保健所は、余りの件数の多さから、既に感染者の情報把握に手が回らなくなっている。自宅待機者の状況を公的機関がウォッチしてくれるシステムは、既に機能不全に陥っているといえる。つまり、自己対応が基本になっているのだ。
在宅ライフが長期化したおかげで、食事の宅配システムなどが充実してきたけれど、肺炎になって熱が出てきたら、起き上がれないほど体が重くなることもある。もしそうなれば、自宅で食事を受け取ったり、トイレにさえ歩いていけないということも起こり得る。人知れず命を落としてしまう人も激増するのではないだろうか?
コロナの恐怖は、大都市の生活において、一層怖さを増しているといえるかもしれない。
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