オリンピックの開会式が23日だったから、それ以後の1週間は、選手たちが生み出す感動プレーの連続を毎日見ているうちにあっという間に時間が過ぎてしまったという気がする。いつもの一週間よりもずっと早く時間が過ぎたように感じる。
しかし、その間に、コロナウィルスの感染状況も、劇的に変化してしまった。
それがオリンピックと相関関係があるのかどうかは、なかなか検証しづらいと思うけれど、メディアでも言われているように、オリンピックの盛り上がりによる国民の気のゆるみのようなものが影響したことは、おそらく否定できないのではないかと感じている。また、選手と関係者は、厳しいルールによって縛られているけれど、1万人とも言われている各国から来日しているメディア関係者などは、動向をトレースしにくく、行動も比較的自由ではないかと思う。もしかしたら彼らも、感染拡大に多少は影響を与えているかもしれないが、やはり一番大きな理由は、おそらくデルタ株なのだろう。
ともあれ、東京の感染者数は、連日3千人を超えて、昨日は4千人を突破した。医療体制のひっ迫は、おそらく間違いないだろうと推察される。東京に限らず感染は全国に広がっている。一方で、オリンピックと同時に、夏休みも始まり、8月には、お盆休みという日本ならではの大移動の季節もやってくる。昨年の夏は自粛ムードが定着していたが、高齢者のワクチン接種がかなりの率で進んでいるので、「今年は行ってもいいかな?」という家族の思いがあるのではないかと懸念している。実は、私も2年近く東京の家族に会っていないので、ワクチンも打ったし、今年は顔くらい見に行っても良いのではないかという気持ちになっている。そんな人はきっと日本中にいらっしゃるにちがいない。
(写真は、7月の田んぼですが、飽きの収穫を待つこの時期の田んぼの青さも葉月の由来の一つだと思います)
「葉月」の由来には、様々な説があるようだ。旧暦では葉が落ちる時期だから葉月という説が有力のようだが、南方からの台風、つまり「南風(はえ)の風」が多くなることから南風月(はえづき)という説もある。
台風ではないけれど、中国から世界中に広がったウィルスの流行は、現代の悲しい「南風(はえ)の風」かもしれない。
#葉月 #南風の風
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