そして、今日は、演出担当の山本賢太郎氏の辞任のニュース。
橋本委員長の会見を見ていると、可哀想になってくる。正直、この2件に関して彼女に責任はないと思う。
だから、今日は、これらの話題については書かない。 That’s all, That’s enough.
開会式を担当している会社の関係者たちや、音楽関係者、演出関係者等々の人たちが、毎日不眠不休で働いているのを想像すると、胸が痛くなってくる。
そんな夜に、読売新聞の渡辺恒雄氏のインタビューがNHKで放送された。
インタビュアーは、このほどNHKを退職してテレ朝のニュース番組のキャスターに転身が決まったことが発表された大越健介氏。私が大好きなNHKキャスターであっただけに、秋からのテレ朝への転身は、正直驚いた。
そんなことを思いながら、以前よりお年をめされた感のあるナベツネさんのインタビュー番組を見た。
前回と今回のシリーズを見て思うことは、ワンマン君主のような印象を持っていたナベツネさんが、実は真摯で誠実な記者であるという点である。私が大越さんを好きだったのも、誠実に報道と取り組む姿勢を感じていたからであったが、まさか民放に転身するというのはちょっとビックリだった。まあそれはいずれまたコメントしたい。
私が広告業界にいた頃は、渡辺恒雄氏については、何かとおどろおどろしいううわさ話が、先行していて「またナベツネガワガママを言って、番組が飛んだらしい・・・」とか、事実かどうかわからない話も色々聞こえて来たりした。正直、専制君主のような印象で見ていたところがあった。
しかし、激動の政治史の中で、政治家の懐に飛び込み、本質を捉えようとした記者としての姿勢は、やはりすごいなあとあらためて痛感した。
番組の中で、「右翼でも民族主義者でもない、リアリストのジャーナリスト」と評した方がいた。その言葉からは、彼の真面目な凄さを感じた。
フィクサーと言われていますが?という質問に、「こうやったほうが良いよ、と言ったら、その通りにしてうまくいった、みたいなことがけっこうあったなあ」「扱いようだね、政治家は・・」などと仰る。
95歳で、今も巨大部数を誇る全国紙の権力者として影響力を発揮している渡辺氏は、寝たきり老人である私の父と同い年でもある。
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