(ブルーオリジン提供の画像/ネットニュースより)
飛行機型の母船で、スペースシャトルタイプの宇宙船を飛ばして大気圏まで運び、子機が自分で飛んで戻ってくるブランソンスタイルと、ロケット発射型で、帰りは、パラシュートで宇宙船が砂漠に着陸するスタイルのベゾス氏の宇宙旅行。どちらにも魅力はあるが、これまで数多く見てきたロケットの打ち上げのようなときめきがありながら、発射台の構造も簡単なベゾス氏のロケットに魅力を感じた人も多いのではないか?
実は私もその一人で、軽快なデザインで無駄を省き、大きな発射台もない発射場所から、可愛いデザインのロケットが軽やかに上昇して大気圏を目指す姿は、鉄腕アトムに出てきた宇宙船が現実になったようなときめきがあった。
1960年代に女性飛行士候補だったという82歳のウォリー・ファンクさんは、宇宙に行くという夢を80歳を超えてかなえた。そして最年少で宇宙旅行を経験した少年と、ベゾス氏の弟、という4人の宇宙飛行には、それぞれの夢や思いが詰まっているように感じた。
7月20日は、実は、1969年、アポロ11号が、人類で初めて月面に着陸した日である。この日付には、ベゾス氏が少年時代から夢見ていた宇宙旅行に対する思いが表れている気がする。あくまで個人的な感想だが、一方、ブランソン氏のチャレンジには、宇宙へのあこがれや思いもさることながら、経営者としてのビジネスマインドが先行しているようにも感じてしまう。
ともあれ、世界屈指の大富豪の二人が、「大いなる道楽」という側面は少なからずあるにせよ、ビジネスとしての未来も見つめていることは確かだろう。
これから先、おそらくこのスケールの大きな二人の経営者がいなくなったあとの未来において、二人の抱いている宇宙ビジネスへの思いがより具体的な形になるのだろう。
「空を超えて、ラララ、星のかなた、ゆくぞアトム、ジェットのかぎーり・・・・」
#ベゾス氏の宇宙旅行 #ブルーオリジン
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