新型コロナウイルスの影響で観光客が減少したことなどが閉店の理由のようだ。午後7時(日本時間11日午前2時)頃に、大楽勤支配人らが最後のお客様をお見送りして、1975年の開店以来46年続いた歴史に幕を下ろした。欧州に残る三越で、唯一の店舗だったという。
(画像は、ヤフーニュース/KYODONEWS)
ネットニュースにあった関連リンクのSNSなどを見ると、「イタリアを旅行した時に、安心して買い物できる場所だった」とか、「日本人スタッフもいてほっとできる場所だった」などの書き込みがあり閉店を惜しむ声が多数投稿されていた。
コロナウィルスによって、日本人を含めたアジア方面からの観光客が激減したことによって売上が激減したことが要因のようだ。
海外店舗に限らず、国内の百貨店も、厳しい経営環境にさらされているだろう、老舗百貨店であればあるほど、人件費をはじめ経営を維持していくイニシャルコストは大きく、来店客の減少は大きな打撃となる。さらにコロナVによって、営業時間を短縮したり休業したりと言う状況が続いている。このままでは、大手百貨店の中からも基幹店の閉店や倒産する企業が出てくるのではないかと気にかかる。
4回目の緊急事態宣言が12日からスタートする。頼みの綱であるワクチン接種も、高齢者以外の人たちには、なかなか進んでいない。そして、今月下旬からは、東京オリンピックも開催される。コロナウィルス関連の新たなニュースが続かないことを祈るばかりだ。
#ローマ三越閉店
【このカテゴリーの最新記事】