開幕を前に、一足早く現地には7人のリーダーたちの像が登場した。
会場近くの海岸にずらっと並んだのは、電子機器のごみで作られたG7各国首脳の像である。この写真を見た瞬間に、アメリカのラッシュモア山にある巨大な彫像を思い出した。
40数年前、旅行会社の担当をしていて、XXXPAKのツアーパンフレットを制作している時に、ラッシュモアのことを初めて知った。
サウスダコダ州 ブラックヒルズの岩山、ラシュモア山に刻まれた巨大な4人のアメリカ大統領の顔である。左から、ジョージ ワシントン、トーマス ジェファーソン、セオドア ルーズベルト、エイブラハム リンカーンである。
一方、ゴミで作られた彫像のほうは、左端が、たぶん主催国のジョンソン大統領だと思うが、その隣はもしや菅総理だろうか?なんだか、ジョンソン氏の像は、トランプ氏にも似ているように見えて、菅さんが彼に抱えられているようにも見えてしまうのは気のせいか。
菅首相も無事イギリス入りして、ちょうどこの原稿を書いているタイミングが、G7が始まる頃合いだろうか。
バイデン大統領は、この4年間の間にトランプ氏がぶち壊した国際関係を立て直すべく、「アメリカが戻ってきた!」と、中国の動きを見据えながら、同盟国を中心とする国際協調を復活させようという思いが見える。菅総理は、本格的な国際舞台へのデビューとなるわけだが、与党の内閣不信任案の動きなどを背に受けながらイギリスに飛んできた。
コロナ禍の中で開催されるG7だが、それぞれの国の感染対策と経済対策に追われゆとりのない各国首脳の思いが、果たして大きな意義を生み出すことになるのだろうか?菅総理は、「オリンピックは強行するから、皆さん協力してくださいね、宜しくどうぞ」とお願いするのだろうが、さて、各国の反応やいかに。
ところで、よもやG7がクラスターになることはさすがにないと思うのだけれど・・・・、
#G7
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