日本のあちこちから梅雨に入ったというニュースも聞こえてくるが、我が町は、まだ梅雨には入っていないようだ。
5月の連休頃から、田植えをする農家が多いので、この時期の田んぼは、田植えも終わり、少し伸びてきた苗の青さが目にも美しい。川沿いを散歩していても、コメどころである我が町の田んぼを眺め、ああ、今年もまたこの美しい季節がやってきたなあと嬉しくなる。
数日前、隣町へ買い物に出かけた時に、砺波平野を抜ける道を久しぶりに走った。
このあたりには、麦を栽培している農家も多く、道路の両側には麦畑が続く。黄色い絨毯のように、大きく伸びた麦畑は、美しかった。
伸び始めた水田の苗の青さと、風に揺れる黄色い麦畑が共存する景色を眺めながら、この土地の豊かさをあらためて感じる。
昨年も書いたけれど、コロナウィルスが流行っていても、米や麦を育てることはいつもの年と同じように行われている。コロナにも負けず、そうした季節の営みがしっかりと続けられていることが、本当に素晴らしいことだと感じる。
麦秋と水田の競演は、コロナに負けない日本の誇るべき美しい景色だ。
#麦秋
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