以来、毎朝、市のLINEにアクセスして申込を行ってきたが、わずか数分で予約が埋まってしまうことに加えて、なかなかつながらない日があったり、画面が進まない日があったりと、他の地域でも起きているようなシステムトラブルもあったりして、毎日予約できずにいた。
そして、今朝、ようやく予約を取ることができた。
しかし、取れた接種日は、6月中旬、まだ半月以上先である。そして、無事接種できても、体内に免疫ができるには2週間ほどを要するという。つまり、6月末までは、今まで同様に感染リスクに注意しながら暮らさなければならないわけである。
とはいえ、ひとまず予約が確保できたので、ほっとしたことは確かである。
SNSの友人の中には、既に接種を終えた人もいて、うらやましいなあと思ってSNSの投稿を眺めていた。私は、呼吸器系の重篤な病歴があるので、主治医からも、早くワクチンをうけるようにと言われていたが、こればかりは思うようにはいかない。
何しろ、毎日朝9時にネットでの予約受付が開始されるのだが、わずか数分で、その日の受付分が埋まってしまっていた。そんなこともあって、ここ数日は、受付時間の5分前に携帯のアラームが鳴るようにセットしておいて、受付開始時間に遅れないようにスタンバイをしていた。そんなふうに準備をして、入力ミスをしないように注意しながら、しかしスピーディーにスマフォを操作してようやく得た予約である。まるで携帯でゲームをしているようだった。昨日までは、「ああ、今日も負けた・・」というような感覚であった。まるでワクチン争奪レースである。
しかし、65歳以上の高齢者だけでも、大量のワクチンと接種場所が必要になり、その予約をさばく仕組みが必要になるわけである。一昔前の紙ベースでの作業だったら、大変な苦労の連続だろうし、準備をする時間も、今よりもっとかかっただろうと思う。
人口の少ない地方都市でこの状態だから、東京などの大都市では、各自治体の苦労は想像を絶する。政府が勧めている大規模接種会場では、今日もシステムトラブルなどがあったようだ。7月までになんとしても高齢者の接種完了を!という政府の切実な思いも、なかなかうまくすすまないようである。
ともあれ、私自身もこの1週間ほどは、毎朝予約できない状態が続いたことで、相当に心理的なストレスが高かった。
ワクチンレースのような状態が、新たな社会問題を生み出さないことを祈っている。
#ワクチン予約
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