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2021年05月25日

自分のためにパンを焼く幸せ

パンやケーキを自分で焼いていると、体重が増えてくる。
そんなこともあって、この二か月ほどは、パンを焼く回数を減らし、ダイエットのためにランチの主食も、ほとんどこんにゃくにしてきた。その甲斐あって、少し体重が減ったら、また夕食用のパンを焼くようになった。
実は、フランスパンのような皮の固いパリパリしたパンが好みなのだが、それは家では焼けないと思っていた。しかし、ストウブという鉄鍋をオーブンに入れて焼くと、フランスパンのようなパンが焼けるということをFB友達に教えてもらった。ちょうど手持ちの小さなダッチオーブンが、ほとんどストウブと同じなので試してみたら、これが実にうまくいった!以来、またパン焼きが復活してしまった。(おかげで、せっかく減った体重もまたリバウンドしはじめたが)

今夜も、自分の夕食用のパン生地をこねて発酵させ仕込んでおいた。あと一日置いておくとさらに風味が増すのだが、2時間前後の発酵でも、けっこうフランスパンモドキになるので、生地の半分は、こねた日の夜に焼き、残りの生地は休ませておいて翌日また焼き、風味の違いを楽しむという風にしている。
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粉に塩とドライイーストと水と、ほんの少しオリーブオイルを加えるだけのシンプルなレシピだが、こね具合と、発酵のさせ方で、小麦粉が、美味しいパンに生まれ変わる。
少しずつ水と言うかぬるま湯を加えながらこねていくと、粉が突然生地に変わる。この瞬間が好きだ。生地らしくなったら丹念にこねて、時々叩きつけるように力を加えたりして仕上げていく。あとは、濡れぶきんをかけておいて発酵させる。
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焼き時間を逆算してオーブンに生地を入れて焼きながら父の食事の世話をする。ちょうど食べさせ終わるくらいで、最初の焼き工程の20分が終る。そこで今度はストウブのふたを取ってまた10数分焼くと出来上がり。父の世話がちょうど終わったあたりで焼きあがるような段取りにも慣れてきた。
210525DSC_0501.JPG

素人のパンだが、炊きたてのご飯と同じで、焼きたてのパンの美味しさは、おかずがいらないくらいである。結局今日も、ミラノソーセージとサラダとアボカドペーストなどですっかり満足してしまい、ステーキを焼くのは明日に先送りした。
自分だけのための焼きたてのパン、というのは、考えてみるとなかなか贅沢な気がする。

#自作のパン
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