すさまじい数字である。東京も大阪も千人を超えた。
数字には、怖いところがある。コロナVが流行り始めた頃には、全国で千人の人が感染したと聴いただけで大変だと思ったけれど、毎日ニュースで増え続ける感染者数が報道されていると、感覚が麻痺してきて段々驚かなくなる。切迫感も薄くなってくるようだ。
慣れというものは、良い面もあれば悪い面もある。コロナVの感染防止のための対処法については、かなり慣れて来て、スーパーなどに行けば、帰りには自然にアルコールで手を消毒している。これは良い慣れだが、先ほどの数字に対する慣れは、時に悪い慣れになる。警戒心が薄れていくのだ。感染者数は減らないけれど、とりあえず今のところ自分は元気だ、となると、なんの理由もなく自分たちは大丈夫だというような気になる。慣れによって、気のゆるみが生まれてしまう。それが、「ちょっと近くまで一泊二日の旅行に行くくらいならねえ・・・」とか、「少人数ならそろそろ会食くらいしてもいいよね?」とか、自分に言い訳しながら出かけるようになる。かくして感染拡大は、とどまらなくなる。
我が町でも、65歳以上の高齢者向けにワクチン接種券が郵送され、前期高齢者である私も受け取った。連休明けの6日に接種予約受付が開始されたが、ちょっと油断して初日に予約しなかったら、一日で予約枠が埋まってしまった。今月中旬の二回目の予約受付まで待たなければならなくなった。やれやれ。仮に2回目に予約できても、接種できるのは、6月中旬以降になる。ワクチンによる免疫ができるのは、接種から何日か経ってからだから、仮に無事接種できても、6月末くらいまでは、感染リスクがある。
ワクチンを無事に打ち終わるまでは、なんとか感染しないようにしたいものだ。
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