4月は、新年度スタートの時期である。サラリーマンなら誰しも経験している通り、新年度が始まると、集まって飲む機会が増える。それは、ビジネス社会での重要なコミュニケーションの場であった。しかし、それが、コロナ禍で、思うようにできない。
結果として、コンビニで酒とつまみを買って、公園などで飲み会をするということもあるようだ。
人は、基本的には他人とのコミュニケーションが必要な動物である。これだけガマンを強いられていると、「外でちょっと飲むくらいならいいだろう」という気持ちも起きてくるのだろう。しかし、結果的には、感染を避けられず、居酒屋でなくともクラスターとなり得る。都市部であれば、公園などで大声で話しながら飲んでいる人が増えれば、近隣住民とのもめごとも増えているのではないかと思う。
ある自治体では、路上飲みの人たちに注意するチームを編成し巡回しているというニュースも見た。なんだか悲しいイタチごっこのようでもある。酔っ払いにからまれることもあるだろうから、巡回する役所の職員も大変だ。
昔、公園などで飲んでいたのは、ちょっと危なくて怪しい感じのおじさんがほとんどであった。今は、ちゃんとしたサラリーマンが、飲んでいるというわけである。
これも、コロナウィルスがもたらした新生活様式だというなら、それはちょっと寂しすぎる気がする・・・。
#路上飲み
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