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2020年07月15日

ザワークラウトは、思い出のスイッチ

ザワークラウトという料理がある。酢漬けキャベツと日本語では言われることが多い。
初めて食べたのは、今は無くなってしまった銀座のケテルというドイツレストランか、ピルゼンではないかと思う。
ドイツソーセージの付け合わせにぴったりで、ドイツ料理だけに、ビールにもよく合う。
今から25年くらい前、スイスでの展示会のために、当時支社のあったドイツに何度か出張することがあった。その折にも、夜スタッフみんなで食事をする時には、ソーセージとザワークラウトが、たいてい登場し、私のお気に入りでもあった。

東京にいる頃は、海外の食品を扱う店などでザワークラウトの瓶詰を時々買ったりもしていたが、富山では、売っているお店も少ない。久しぶりに食べたいなあと思ったある日、ふとネットで検索してみたら、簡単な作り方を見つけた。さっそくトライしてみたら、「ザワークラウトもどき」ができあがった。
以来、私の定番常備菜として、しばしば食卓に登場するようになった。

ザワーDSC_1574.JPG

ローリエの葉の香りが、食欲を増してくれる。
年齢を重ねてくると、かつて食べたものとその思い出が、食事によって思い出されることが多くなってくる。
支社のあったデュッセルドルフは、落ち着いたきれいな街で、あそこで食べたソーセージやザワークラウト、アイスバイン、初夏のアスパラガスのおいしかったこと・・・などなど、出張のたびにいつもお世話になった現地のパワフルな展示会担当者のスコさんやスタッフ、さらには彼女のご主人とも、一緒にそんなラインナップの食事を楽しんだ。

ザワークラウトを口にすると、もう25年以上も前の楽しい記憶が、味と一緒に鮮やかによみがえってくる。
その瞬間、ザワークラウトは、思い出につながるスイッチになる。

さて、ちょうど作り置きがなくなったから、明日にでもまた作るとしようかな。

#ザワークラウト









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