曰く、オンライン会議が進化している、自転車利用など通勤の変化、ジョブ型雇用といわれる成果による処遇、テレワークの拡大とオフィス不要論などなど・・・・。
(日経記事: https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-workstyle/ )
確かに、たった半年ほどで、仕事を取り巻く環境は激変し、普通の家庭にもどんどんパソコンやスマフォによるリモートのやりとりが劇的に普及している。
私は、会社の定年後に故郷で務めた公務員もリタイヤして早や4年が過ぎた。サラリーマン時代に努めた会社が、比較的時代を先取りするような会社だったので、在職時代にも多少TV会議の経験があり、自分でも積極的にリモート会議などを実践していた。いずれはもっともっと活用されるだろうとは思っていたが、自宅からの在宅ワークがこれほど早く進むとは思っていなかった。
コロナVによって、普通のお母さんでも、スマフォなどを使ってテレビにリモート出演したり、遠く離れた孫とリモートで会話したりするというようなことも、一気に進んだ。
私は、2000年に地方に転勤していた時から、転勤先のマンションと東京の自宅をネットでつないで、テレビ会議状態で食事をしたりして、今の「ZOOMめし」のようなことを家族と常時行っていた。20年前のことだから相当に先進的だとひそかな自慢でもある(笑)
その当時は、回線速度やパソコンの能力などにより、画像が止まったり音声が途切れたりということが頻繁に起きたが、今は、画質も格段に向上し、音声の途切れも少なくなった。(もっとも、現在の家のネット回線は、速度の遅い契約なので、今イチ不満はあるけれど)
日経新聞が指摘している変化は、確かにビジネスにおける新しい「気づき」を生み出していると思う。
ITインフラの発展により、会社に行かなくてもやれることは多くなっているとみんなうすうす感じていた。しかし、積極的にそこにいくには、商習慣などいろいろなハードルがあった。しかし、コロナVがいきなり劇的な変化を余儀なくした。そのおかげで、ネットでやれる会議も結構多いな、とか、出張しなくてもやれることは多いとか、出張できないからリモートなどを組み合わせた新しい方法で解決しようとか、という気づきが生まれてきたのだ。オフィスの在り方も、従来のようなオフィスの作り方でなく、業種によっては、オフィス自体を縮小したり分散したりという発想も現実化している。
これらの「気づき」のタネが、一過性の変化でなく、ビジネスの本質を変えていくような変化を生み出す可能性も感じている。既に、新しい飲食のデリバリーシステムとか、新たなシーズも生まれているようだ。
日本人は、工夫と編集能力の高い民族だと思う。このコロナ禍の時代の中から、新たなビジネススタイルや新たな企業が、生まれてくるかもしれない、と期待している。
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