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2021年04月12日

マスターズという夢舞台

今日は、やっぱりこのことについて書きたい。
松山英樹が、日本人初のマスターズ優勝という快挙を成し遂げた!
210412マスターズ.jpg 
(画像は、TBSのサイトより)

彼がマスターズに挑戦したのは10年前、東日本大震災の年からである。東北福祉大出身の彼にとって、それは象徴的な事のようにも思える。そして10年目の今年、日本人男子ゴルファー初のメジャー制覇が、マスターズ優勝である。
今朝の未明から生中継を見続けた人は、今頃眠くてたまらないかもしれない。あるいは今もアドレナリンが出続けているだろうか?私と同じように、つい先ほど、21時前までやっていた再放送を見ていた人も多いに違いない。そして今夜、深夜に放送される再々放送を、きっとまた見てしまうだろう。

3日目を65でホールアウトした松山を見ていて、「これはいける!?」と思った人は多かっただろう。私も、今年はちょっと違うぞ!と思った。しかし、昨夜は、生中継を見る勇気はなかった。(もし負けてしまったら、自分が見ていたせいかも・・・・と思うのが怖かった・・・)だから、朝起きた時に良いニュースを聞けることを祈って、眠りについた。
そして、朝、いつものように朝食の支度をしながらラジオを付けたら、「嬉しいニュースが飛び込んできました!」とNHKの三宅アナが、叫んでいた。思わずテレビをつけたら、松山優勝の映像が飛び込んできた!やったー!と思わず叫んだ。

オーガスタゴルフクラブは、悪魔が作ったようなゴルフ場である。私のような元ダボさん、いやトリさんゴルファーでも、その難しさは理解できる。11番から13番までのホールなどは、「アーメンコーナー」などという神に祈らずにいられないという名前の難コースまであるのだ。ニクラウスが、タイガーが、いくど天を仰ぎ、叫んだことだろうか?

最終日の松山も、やはり苦しみながら戦っていた。15番の池ポチャでボギーにした時には、これで崩れてしまうか?と不安になったけれど、それでも彼はふみとどまってくれた。
2位と2ストロークの差を保って、最終18番ホールのグリーンに立った彼は、ウィニングパットとなるパーパットをはずした。一瞬、苦笑いをしたが、すぐに照れくさそうにしながら折り返しを打ってボギーで上がり、そして優勝を手にした!

今回は東京で中継をしていたTBSの小笠原アナは、「ついに日本人がグリーンジャケットに袖を通します。日本人が招待を受けて85年。ついに、ついに世界の頂点に松山が立ってくれました」と伝えた直後に言葉を失い、しばらくの間沈黙した。解説の中嶋常幸プロも言葉を失い、泣きながら「すみません」と一言。宮里優作プロも感極まっていた。しかし、その3人の声の気配が、むしろ誠実な感動になった。私も思わずもらい泣きしてしまった。おそらく日本中でもらい泣きした涙腺の弱いオジサンたちは多かったに違いない。中継番組としてもなかなか良い物になったのではないかと思う。

グリーン上での記念撮影に、チーム松山と称するキャディやトレーナーなどのメンバーが一緒になって肩を組んでいた。これもなんだか素敵な光景だった。朴訥で口下手な松山が、ずいぶんしっかりとしゃべっていた。FBの知人は、相変わらず言葉少なだった、と書いている人もいたが、私はずいぶん上手になったなあと思って眺めていた。

実は、私はオーガスタをラウンドしたことがある。・・・もちろん本物のコースではない。パソコン上での話だ。数十年前、「遥かなるオーガスタ」というヒットゲームソフトで、何度もラウンドしたが、それでも難しかった。あれは、ずいぶん古いソフトだから、今のPCの上では残念ながら動かない。たぶん新しいバージョンがあるだろう。松山優勝の感動が残っているうちに、またやってみたくなった・・・

おめでとう!松山英樹!!君はまだ29歳の若者だ。前途洋々、これからも頑張れ!!
#オーガスタ #メジャー制覇 #松山英樹
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