新年度である。サラリーマンをやめて8年ほどが経過した。
年度変わりというのは、色々な変化やスタートの時期であったことを思い出す。
3月に出た人事異動に基づき、組織が変わったり、自分や同期や色んな人のポジションが変わる。そんな頃には、飲み屋で会話する人たちが増え、自分も含めて、笑うやつ、苦虫をかみつぶしているやつなど悲喜こもごもの人生模様が展開された。
会社が東京駅の丸の内側にあった頃には、この時期に駅北口の2階にあったバーに行くと、部長級のメンバーがひそひそと話している姿があったことを懐かしく思い出す。
私自身も、上司に誘われて、このバーで異動の話を聞かされたこともあった。
企業を取り巻く環境変化は大きくなっている。私が在職時代よりもはるかにその変化の度合いは大きい物があるに違いない。リモートでの仕事環境など典型だろう。
しかし、その変化は、働き方の意識を変革するきっかけになったことは、これからの日本を考えた時に、良いことも多いのではないかと期待している。
田舎でも都会でも同じ仕事ができる、という発想転換は、くらしの大きな変化をもたらしつつある。とりわけIT系や、コンテンツ系の仕事であれば、ネット環境さえあれば田舎にいても仕事はできる、ということになり、だったらより快適な生活環境を得られる田舎暮らしが現実的な選択肢になってきたのではないか?
そんなことを思っていたら、私が長年愛用してきたジャパンネット銀行も、ペイペイ銀行、と名前を変えて様変わりしていた。みずほ銀行などは、合併による異なるシステム統合が、思いがけないエラーを生み出してきた。ジャパンネットもペイペイもIT系企業だから、みずほよりはトラブルリスクは少ないのではと思っているのだが、さてどうだろうか。
もっともこの銀行は、ネットの原稿料の受け取りとか、ちょっとした遊びの支払いとか、ペイペイの支払いと受け取りとかで使っているくらいなので、万一トラブルが起きてもたいした実害はないので、まずは様子見、と安心していられる。(まあ、メインバンクにもたいした資産はないけれど)
April, come she will 〜 ポールサイモンは、「4月になれば彼女は〜」と新しい季節の変化を歌ったが、さてこの春はどんな時代の変化が訪れるのだろうか?
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