父の朝食は、おかゆと細かいきざみ食なので、鮭など多少共通のものはあるが、基本的には私のメニューとは別に作ることになる。
7時過ぎに台所に入り、まず自分の朝食を作りながら、父のきざみ食のおかずも並行して準備する。
父に食事を出す30分ほど前には、自分の朝食を仕上げて手早く食べる。そうすることで、たとえば父の食事の世話をしている時に、思わぬ事態が発生した場合などにも安心して対応できる。自分の食事をちゃんと食べてから介護にあたることが、ゆとりをもった作業対応にもつながるのだ。
しっかりと朝食をとることは、体にも良いし、心を整え一日を頑張ろうという気持ちを作ることにもつながると思う。腹が減っては戦もできぬ。
今朝は、私の大好物であるからし菜の胡麻和え(出来合いです)もあったので、ご機嫌な朝食となった。介護食のレトルトのグリーンピースのペーストを初めて買ってみたので、それも試食してみた。けっこういける。あとは、定番である鮭の塩焼き(身が崩れているのは、父の分を取り分けたため)とエベス、ネギ入り玉子焼き、カボチャの煮物など。これらの定番メニューは、父の食事にもきざんで使っている。(あ、エベスはきざみませんが)今日はちょっと遅く起きたので、時間が足りなくて、サラダは、カットキャベツをそのまま並べた。
レトルトのグリーンピースのペーストは、思いのほかよくできていた。大手メーカーのものだが、食べやすくて体に良くて介護者にも便利で味もそこそこ良い。食べながら、メーカーの担当者が一生懸命作って仕上げて商品化したような印象を受けた。
誰かのために、喜んでもらえるようにと思いながら食べ物を作ると、それはきっとメーカーのものでも、家庭で作ったものでも、味わいの中に何か思いのようなものが入っていくのではないかと思う。
しっかり朝食を食べると、今日一日頑張ろう、そう思えるスタートになる。
あ、父が起きて私を呼んでいる。
#介護食 #朝食
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