例えば、赤ちゃんは、言葉を学んだり、大人とのコミュニケーションを形成していく過程において、言葉と表情の組み合わせを認知しながら言葉を学んでいくそうだが、マスクをしていると口元が隠れていて感情表現などコミュケーションの要素を十分に把握できないことから、言葉の学習能力や、良いことと悪いことなど状況を理解する能力に影響が出る可能性があるというのである。また人見知りは、親などいつも接点のある人の顔を学習することによって、そうでない知らない人に対して人見知りが起きるそうだが、それが少なくなっているともいう。
また、幼稚園児では、保母さんなどからほめられていても、怒られていても、口元の表情が読み取れないために、気持ちが伝わりにくくて、言葉の発達や状況把握能力の形成において影響を受けている可能性があるという。
人は、ハグをしたり触れ合ったりする「密な関係」によって、人間としての基本的な関係づくりを学んでいくのだそうだが、コロナVがもたらしたマスクが日常化した生活も、人格形成に対して影響を与えるというのである。
たまたま数日前に私も、コロナVによって、人と人の触れ合いに関する関係性が変化していくのではないかという意見を書いたが、触れ合う関係の変化だけでなく、マスクによって表情が隠されることからも、とても怖いことが今後広がっていく可能性があるというのだ。幼児期のこうしたコミュニケーション学習プロセスは、大人になった時の恋愛など人と人の関係づくりにおいても影響を及ぼす可能性があるという。
この先、コロナ禍は、どのような新たな社会変化をもたらしていくのだろうか?
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