21日の土曜日には、富山県を代表するブランドブリ、「ひみ寒ブリ」のメッカ、氷見漁協が、毎年おなじみの、寒ブリ宣言を発表した。6kg以上のブリで魚体がよくサイズも良いブリを氷見寒ブリとして漁協の認定したシールを貼って出荷される。
(北日本新聞より)
21日朝に水揚げされたブリは、181本だったということで、ちょっと少な目だったが、今年の豊漁を祈りたい。
ところでブリ(鰤)という名前の由来には諸説ある。中国では、老魚、と言われ年を経る(としをふる)のフルからフリ→ブリになったという説や、貝原益軒が「脂多き魚なり、脂の上を略する」と言って、「あぶら」が「ぶら」へ転訛し「ぶり」となったという説もある。また鰤という字に師という字が入っているのは、師走においしい魚という説もあるというが、いずれも定かではない。
富山では、昔に比べて初秋から春先まで、長期間にわたってブリが出回るようになったが、やはり11月から1月あたりまでのものが美味しい。スーパーで見ていても、やはり旬のものは、身の色や張りなどが違うし、食べると脂の質も違う。県内では、ブリの刺身を食べるときには、薬味に大根おろしを入れて一緒に食べるやり方もわりにポピュラーで、私も脂ののったものは、時々そうする。
また、ブリまで成長すると脂が強すぎるので、その手前の大きさの「ふくらぎ」があっさりして好きだという人も多い。私もその一人だ。
コロナ禍で、氷見の民宿の皆さんもおそらく大変な状況だと思うが、なんとかこの苦境を乗り越えていただきたい。
#寒ブリ
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