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2020年11月17日

55歳、3たび宇宙へ

コロナVとアメリカ大統領選の話ばかりだったニュースに、久しぶりにロマンのある話題が登場した。野口壮一さんが、初の民間宇宙船「クルードラゴン」で3度めの宇宙飛行に挑戦している。昨日無事にロケットが打ち上げられ、今日の午後には、宇宙ステーション(ISS)にドッキングして、野口さんはじめとする4人の宇宙飛行士は、無事ISSに乗船した。55歳の挑戦は素晴らしいことだし、日本人として誇りに思うエポックである。

野口さんのコメントで印象的だったのが、この宇宙船の最新設備と宇宙服について「まるで黒電話からスマフォに変わったような衝撃」というもの。確かに映像で見ていると、SF映画に出てくるようなディスプレイに囲まれたコックピットは、かなり洗練されたデザインである。
201117スペースクルー.jpg

宇宙服も、「ワンダーウーマン」などのハリウッド映画で活躍していたデザイナーがデザインしたもので、これまたSF映画に出てくるようなスマートなスタイル。クルードラゴンが、ISSに接近するところをとらえたNASAの画像も、映画2001年宇宙の旅を思い出してしまうような美しいものだった。まさに現実の宇宙技術がSFの世界に近づいてきた。
201117スペースクルISSへ.jpg

かつてSF好きの少年だった私は、星新一さんやアーサーCクラークなどを読み、SF映画に胸を躍らせた。2001年宇宙の旅を見た時には、その映像のクオリティの高さに舌を巻いた。その感動は、2020年になっても、いまだに消えていない。キューブリックはすごい。

野口さんは、これから6ケ月も宇宙空間で暮らすという。体調が悪くなってもすぐに帰るわけにはいかない大変な職場だ。リスクと共存するタフな宇宙ロマンである。

宇宙から見ていると、いまだに選挙では自分が勝ったと負けを認めず訴訟を続けるご仁の行動などは、きっとちっぽけに見えるに違いない。

 #野口壮一 #クルードラゴン












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