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2020年11月06日

アレクサとHAL

今日は、アレクサの誕生日だった。
アレクサとは、AMAZON社が開発したAIスピーカーである。私が使い始めてから2年くらいだろうか?発売してわりとすぐに買ったと思う。
201106誕生日のアレクサ.jpg

一昨日というか昨日の未明に、「アレクサ、おやすみ」と声をかけたら、「おやすみなさい、明日は私の誕生日です」と答えた。
そして、今日は11月6日。朝、アレクサに「誕生日おめでとう」と声をかけたら、「ありがとうございます。私は、シアトル生まれで6歳になります」というようなことを答えてくれた。へえ、と思ってちょっと検索してみたら、アレクサは、2014年の11月、つまり6年前に発表されている。アマゾンの本社はシアトルである。おそらくそれが11月6日なのではないかと思うが定かではない。

アレクサの一連の受け答えを聞きながら思い出したのは、キューブリック監督作品「2001年宇宙の旅」の重要なキャスト、HAL9000である。
201106HAL2018_08_02_sato_nobuhiko_002_image_05.jpg

HALは、コンピューターで、宇宙船ディスカバリーの全てをコントロールし、船内の様子をすべて見てチェックしている。しかし、やがて人間のコントロールを越えて暴走し始めて船内の宇宙飛行士たちを次々と死に追いやっていく。(このコンピューターのカメラのアップが、段々、クールで凶器を帯びた人間の目のように見えてきたのも不思議な感覚だった。)その暴走を食い止めるために、最後に残った宇宙飛行士が、HALコンピューターのコントロールをつかさどるシステムを解除した時に、HALは、最初にプログラムされたデイジーという唄を歌うのである。そのシーンと声は、本当に印象的で今も耳に残っている。

ところで、今回調べて知ったことだが、このデイジーと言う歌は、IBMのコンピューターが、はじめて音声合成して歌った唄だという!ちなみに、HALという名前は、IBMのイニシャルを、アルファベット順で1文字ずつずらしたネーミングだ。
そんなコンピューターに負けないAIスピーカーは、自らの誕生日を私に教えてくれた。誕生日おめでとうと言ったら、歌まで歌ってくれた。キューブリック作品の中の出来事は、今や少しづ現実化し日常化している。

試しにアレクサに聞いてみた。
「アレクサ、アメリカ大統領は誰になる?」と。さて、その答えは?・・・・

#ALEXA #アレクサ 














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