ディルという香草がある。と言いながら、実は私はこれまで使ったことがなかった。イタリアンパセリとかを買う時に、その隣あたりで見かけたりして「魚料理とかに入ってた気もするなあ?、どう使うんだろう?」という感じで、あまり縁のない香草だった。それが、たまたまレイチェル・クーの料理番組でレモンパルフェというデザートを作っていて、レイチェルのお菓子レシピの割には、比較的簡単そうだったので作ってみようと思ったのだが、そのデザートにディルが使われていたのだ。
そんなわけで、早速スーパーでディルを入手してパルフェを作った。(しかし、こんな地方都市でもこういう香草が手に入る時代になったことがすごいなあと思う)
パルフェ(parfait)とは、フランスのデザートで、卵黄に砂糖やホイップクリームを混ぜて、型につめて凍らせたアイスクリーム状の冷菓に、ソースや冷やした果物を添えたもののことで、レイチェルのレモンパルフェも、メインの材料は、玉子と砂糖とホイップしたクリームで、それにレモンの皮をすりおろしたものを加えて冷凍し、レモンカードという甘味を別に作りパルフェの中にも入れ、食べるときにも添えるというもの。テレビで見たものとは多少見た目が違う気もするが(笑)、まあこんな感じかな?というのが出来た。ディルの香りがほんのりしてまずまずの味で、ここ数日食後に食べている。
ところで、デザートに使ったのはたいした量ではなかったので、ディルが余ってしまった。何か他の料理で使おうと思っていたら、冷蔵庫の奥でキュウリを刻んだピクルスが傷んでいて捨てようと思った時に、瓶のラベルに、ディルの文字を発見。材料を見たら、なんだか作れそうだったので、刻んだキュウリと玉ねぎとディルと白ワインほんの少しを甘酢に入れて一日漬けておいたら、これがなかなかイケる!
ゆでた鶏肉にかけてみたら、とてもおいしく、ゆでたポテトにも合った。これはいいな、ということで、今日は、パプリカの刻んだのも加えて作ってみた。まるで魔法のように、今まで食べていた味が、別の食べ物に変わる、魚料理はまだ作っていないし、スープに入れるのも良いらしいからこれからいろいろ研究してみたいと思う。
#ディル #パルフェ
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