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2020年10月26日

時代の潮目

富山県知事選挙が終った。結果は、4期を務めた現職知事が破れ、新人で地元企業の経営者であった新田氏が当選した。
201025新田氏当選.jpg
(写真は、NHKより)

投票が締め切られ、開票が始まった午後8時過ぎにすぐに当確が出たから、事前のデータと、投票後の出口調査を見てすぐに結果が出たようだ。それほど明確な票差があったのだろう。
石井知事は、霞が関出身で、東京都のパイプも太く安定的な政策で4期をまっとうした。しかし、5期目を目指した今回、高齢でもあり、さすがに5期は・・・と思った県民が多かったのではないか?そこへ、民間出身で優秀な企業経営者でもあった60代の新人候補が登場した。姉は、元北海道知事で、現在は参院議員である。保守王国の県民の中で、意識変化が起こった。

政治であれ何であれ、潮目、タイミングというのは重要である。今回、新田さんが、石井知事よりも早い段階で出馬を表明したことは、穏健な県民の心にさざ波を起こした。別に石井知事に大きな不満は、おそらくなかっただろう。5期務めて頂いても間違いないだろう、という気持ちもあったはずだ。しかし、そこへ、若き民間人が登場した。さらに自民党の公認候補選びで、分裂も生じた。県民の心のさざ波がさらに大きくなった。「もしかしたら、これは時代の変化のきざしかもしれない」「自民党の公認でもめるのはおかしくないか?」そう思った人が多かったのかもしれない。
かくして、大きくフェイズが変わった。これからの富山県政はどうかわるのだろうか?フレッシュな知事による新たな取り組みに期待する一方で、余り型に力を入れすぎて大ナタをふるってしまうことのないようにお願いしたい。

アメリカの大統領選挙もまもなく行われる。いや、既に郵便投票を含めた期日前投票は、コロナの影響もあって、これまでとは大きく異なる高まりを見せている。無頼のトランプ氏は、結果によっては、この投票にクレームをつける作戦も手札にしている。やれやれ。
潮目ということばがあるが、さて、県知事選もそうだが、どんな潮目になるのだろうか?なんであれ、世界全体にとってプラスになる結果を祈るばかりだ。

#県知事選  #大統領選挙















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