国道を走っていると、ちょっとした空き地や土手など、見える範囲には、おびただしい数のセイタカアワダチソウが群生している。どこを見ても黄色い植物だらけだ。それは、圧倒的な勢いで他の草花を圧倒している。昔は、これほど見なかったような気もするので、外来の植物ではなかったかなと思って調べてみると、北アメリカ原産の外来種だが、帰化植物とも書かれていて、日本にそれなりに定着している植物のようでもある。ただ、昔よりは北上しているという記述もあったので、北陸も昔はもっと少なかったのではないだろうか。
ペットで飼われていたミドリガメや、ブラックバスなど、外から日本に入ってきた生き物が、どんどん日本中を席巻しているように思う。ヒアリもそうだ。東京の青海周辺で見つかってから、現在では数百匹以上が周辺で確認されているというから、既に定着しつつあるのではないか?と恐ろしくなる。
日本と言うのは、国民性と同じで、自然もまた優しくて何でも受け入れてしまうところがあるのではないか?一方、繁殖している外来種は、いずれも暴力的に思えるほどのエネルギーを持っている気がする。
文化もまた、似たところがあるようで、例えばハロウィーンなどという外来文化は、数年前まではまったくなじみがなかった。それが、今では、1年に一度の暴力的な無礼講のようになってしまった。もちろんハロウィーンの場合には、それ自体が暴力的ということではないが、日本に定着する過程の中で暴力的な変質をしてしまったようだ。
なぜかハロウィーンのメッカになってしまった渋谷の町。私の知人でもある渋谷区長にとって、また心配な季節がやってきた。どうか、大きな事件が起きないことを祈るばかりである。
#セイタカアワダチソウ #ハロウィーン
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