そのためなのか、体調が思わしくなかったせいか、今日は10時を過ぎても起きられない状態だったので、食事は、11時過ぎに、朝昼兼用で食べさせた。
長く地方政治に係わっていたこともあって、父は、投票を本当に大切にしてきた。これまで何度か入院したり、体の具合が悪かったりした時でも、選挙の時には是が非でも投票所に連れていけ、と言い張り、その通りにしてきた。
今回も、先週末頃から「投票に行く」と言い始めていたので、父の体調が良くてお天気も良い日があれば連れていくかと考えていた。昨日は、体調もまあまあで、デイサービスの日とも重なったので急遽実行した。車椅子で投票所に連れていったのは、これで二度目だと思う。前回は、自分でも歩けるがサポートが大変なので車椅子を使った。寝たきり老人である今回は、どうなることかと心配をしたが、なんとか自分で投票用紙に記入していた。
投票を大切にすることについて、その理由を父に聞いたことはないが、一票の重みを身をもって知っているからだろう。県会議員選挙の時には、今でも地元議員の事務所には顔を出そうとする。前回の県会議員選挙の時にも、一人では動けなかったのだが、顔を出しに行くと言い張ってきかず、止める私と言い合いになった。結局その時には我慢してもらったが、私が代わりに顔を出すことになった。本当に頑固な人で、彼が頑固を通そうとするものは、選挙と葬式である。どちらにも共通するのは、「浮世の義理」ではないかと思う。父の大事なことは、義理と人情なのだ。投票と葬式は、ある意味それを象徴する事柄だと思う。
さて、今回の県知事選では、五選を目指す現職と、民間企業のトップを経験した新人候補が接戦を展開している。自民党県連も分裂し、義理と人情の板挟みになっている人もいるのではないだろうか。かなり拮抗した戦いになるのではないかと私は思っている。
県政の未来はどうなるだろうか?保守王国である我が県も、近年は投票率が低くなっている。県民の皆様、投票には行きましょう。
#富山県知事選挙
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