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2020年10月13日

バジルとイタメシ

いったいいつ頃から、バジルが日本の食卓に登場したのだろうか?
今日もバジルの鉢植えに誘われ、ランチにバジルのパスタを食べながら、そんなことを考えていた。
201013バジルのパスタDSC_0076.JPG

たぶん「イタメシ」という言葉がはやり始めた頃ではないかと思い、検索してみたら、イタメシについてこんなことが書いてあった。曰く、本格的なイタリア料理を出す店がどんどん増えていったのは、1990年代だという。この頃からイタメシという言葉が雑誌に頻繁に登場するようになりイタメシブームが訪れたようだ。

ちなみに、その記事に書いてあってむしろ印象的だったのは、イタメシという言葉を、20代の人はほとんど知らなくて、30代は聴いたことがある、というレベルだということ。私などは、流行ったのがついこの間のような気がするから、誰でも知っている言葉かと思っていたが、イタメシを知っているのは、40代以上だという。確かに、1990年代のブームであれば、30年も前のことだから、今の40代でも10代なわけで、そりゃ確かに20代は知らないはずだ。
このブームによって、子牛や子羊などの食材も出回るようになったとも書かれていたから、おそらくこの頃からバジルもスーパーに並ぶようになったのだろう。

それが今や、全国ほとんどのスーパーで、生のバジルの葉を買うことができる。スナック菓子のフレーバーにも使われたり、こんなに香りが強いのに、子供でも平気でバジル入りのピザを口にする。どこのパスタ屋さんに行ってもたぶんバジルのパスタは食べられるだろう。
イタメシという言葉は死語になったようだが、バジルを食べる食文化は、完全に日本に定着しているようだ。カレーライスもラーメンもそうだが、日本人は、外国から入ってきた食文化を見事に「編集」して、自国のものにするのが得意だ。

さて、ジェノベーゼ用に、バジルの葉っぱを摘んでバジルペーストでも仕込んでおくとするか。

#バジルのパスタ  #イタメシ













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