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2020年10月03日

ハンバーグを楽しむ

おいしい生活、といいながらここ数回、食事の話題を書いていなかったので今日はお料理の話を。
ここ1年ほど、父が固いものを食べられなくなって、ひき肉を使うことが多くなった。父用に肉団子にして煮物にしたり、そぼろのようなものを作って常備菜にしたり、自分用に餃子やミートローフのようなパテを作ったりもするようになり、週に1~2回はひき肉を買う。そんなこともあって、ハンバーグを作る機会も増えた。
最初は、玉子を入れたりナツメグを入れたり、その他色んなレシピを参考にして作ってみたが、最近は、みじん切りの玉ねぎとパン粉くらいしか入れなくなった。(もちろん工程がシンプルで手軽だということもあるが)それをしっかりとこねて粘りを出してから少し休ませる。それだけである。
201003IMG_20201003_200210.jpg

確かに玉子を入れたりその他の材料を足したり、香辛料を色々加えたりすれば味の複雑さは増す。しかし、シンプルに玉ねぎとパン粉と塩コショウだけで作ると、肉の味がしっかりする。ハンバーグは子供の食べ物のように思っていたけれど、このシンプルなハンバーグは、大人の味で、肉肉しい香りもする。まさに、ハンブルグのステーキ、という名の通り、ステーキの味わいのある立派な食事メニューだということを再認識した。
そういえば、ミュンヘンで食べたレバークヌーデルズッペ(Leberknödelsuppe)というレバーの肉団子のスープも、印象に残るひき肉料理だった。握りこぶしほどもある巨大なレバーのミンチで作った団子が、スープにどんと鎮座している。少し臭みはあったが、肉の旨味がダイレクトに感じられる強烈なスープだった。25年も前に食べたものなのに、今でも覚えているくらい心に残っている。
201003IMG_20201003_200136.jpg

今夜も、ひき肉をこねて、ハンバーグステーキを焼き、美味しく頂いた。しかし、今夜の味の決め手は副菜の、ヒラタケとカブのバターソテーだったかもしれない。主役のハンバーグを引き立てて余りある美味しさであった。

#ハンバーグステーキ












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