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2020年09月25日

ユーミンを聴きながら

昨日は、父の体調が良くなったので、久しぶりにデイサービスで入浴となった。父を送り出し、父のベッドシーツや防汚シートなどを取り替えて一息ついて、さて、音楽を聴きながらコーヒーでも飲もうかと思い、何にしようかなと考えて、結局、荒井由美時代のユーミンを聴くことにした。選んだのは、”MISSLIM” 
200924ミスリムトリミングB.jpg

ユーミンがデビューして、当時の音楽好きの青年たちに強烈な衝撃を与えたのは、1973年。私が大学に入った年だ。デビューアルバムの、「ひこうき雲」は、今までにない歌詞、心に沁みる不思議な歌声、アレンジやサウンドなどすべてが新鮮で、音楽クラブに入っていた私は、「なんだこいつは!?かっこよすぎ!」と、もうびっくりだった。仲間たちと練習していても、ドラムやベースの雰囲気を、林風だの細野風だのにしてみようとしたりしていた。あれから40数年、ずっとユーミンの音楽がそばにあった。こうして60代半ばになっても、何かの時に聴くのは、昔のユーミンや竹内まりやだ。

あらためてMISSLIMを聞いてみても、名曲「海を見ていた午後」はもちろんだが、「生まれた街で」「優しさに包まれたなら」そして、「私のフランソワーズ」などなどいずれも、今聞いても本当によくできた曲ばかりだ。やはり、私にとっては、ひこうき雲とMISSLIMが、お気に入りの代表アルバムだと思う。

50年近く前に聴いた時のことや、それからたくさんの恋をしたり、色んな経験をしたりしたことが、聴いていると蘇ってくる。そして、音楽づくりと詩の素晴らしさと当時のユーミンの声質のバランスが、とても素晴らしく整っていることをあらためて感じる。

同時代のアーチストとして、ユーミン、そして、竹内まりや、山下達郎、イェローマジック、といった方々の楽曲と共に人生を歩んできたことを、本当に幸せに思う。50年も時代を作り続けてきたアーチストがいるというのは、相当な偶然ではないだろうか?今いる音楽アーチストのいったい何人が、50年後も、同じように世の中に広く知られる曲を作り続けていられるだろうか?
私と同世代の彼らは、私と同じペースで年を重ねてきた。彼らと共に、同じ時代の空気を感じながら生きてこられたことに心から感謝している。














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