未知の領域への冒険心に掻き立てられ、人類は海洋探査の技術を進歩させてきた。
近年は人間が通常生存できない高圧の水深1万m 超の海底でも作業できる潜水艇の開発が進む。
深海は命の危険が伴う。
昨年6月に北大西洋で沈没した英豪華客船タイタニック号の探索に向かった潜水艇が水圧で潰され、5人が死亡した。
リスクを冒しても「底」に到達したいと言う欲求は尽きない。
海の探索の歴史は、陸上に比べると日が浅い。
水深や海中の地形の調査は元来、航路の安全確保の為に実施され、重りを付けたロープが海底に到達した長さで計測していた。
20世紀に入ると音波を用いた測量が進み、より広範囲の地形が明らかになった。
水深千m 以下の深海は光が届かず、深くなるに連れて人の臓器が潰れる程の水圧が係る。
その為多くの有人潜水艇のコックピットは頑丈な鋼鉄製やチタン製で、あらゆる方向からの圧力に耐えられる様球形を採用している。
探索の目的は、深海生物の研究から鉱物資源の獲得まで様々だ。
海底地形図を作製する国際的な専門家チーム・大洋水深総図( GEBCO )と日本財団は現在、30年までに世界の精密な海底地形図を作る計画を進めている。
23年5月現在で約25% が完成した。
愛媛新聞 世界が見えるから
人間がスクーバダイビングで到達した最深度332m らしい。
主な世界の有人潜水艇(深度順)は、コンスル:ロシア、ノーチル:フランス、アルビン:米国、
しんかい6500:日本、蛟竜:中国らしい。
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