微小重力状態での生活は私たち人間にとって、普段と余りに環境が違い、体に様々な変調を来す様で、これらの原因を解明する為に宇宙飛行士が任務中の詳細な身体状況のデータが集積されるそうです。
地球上で無重力に近い状況を再現する方法として知られるのが「ベッドレスト」と呼ばれる実験です。
期間中、被験者は頭部を水平から6度低い状態にして常に寝たままで過ごします。
移動、シャワー、トイレ-----と全てを24時間常駐のスタッフがサポートし、被験者が体を起こす事はありません。
これらの研究から、比較的短期間のベッドレストで特に大きな影響を受けるのは、体に掛かる重力に対抗して直立姿勢を維持するのに重要な働きをする「抗重力筋」と呼ばれる筋肉群(下表参照)である事が分かっています。
昔からよく「老化は足から」と言われますが、特に脹脛の筋肉である下腿三頭筋で、僅か3週間の実験で、筋量は最大約10% 減少し、筋力は最大約20% 低下するそうです。
下腿三頭筋は、爪先立をした時やジャンプ動作の時に主に働く2種類の「腓腹筋」と、爪先立ち、直立姿勢の維持、長時間起立の際に主に働く「ヒラメ筋」から成り、姿勢を安定させる為にも重要な筋肉です。
ベッドレスト実験は「筋肉は使わないと瞬く間に衰えてしまう」事を教えてくれます。
如何に毎日の運動が大切であるかが分かりますね。
愛媛大大学院抗加齢医学講座教授 伊賀瀬 道也
愛媛新聞 加齢に対抗する為にから
抗重力筋 上半身;脊柱起立筋群 腹横筋 増帽筋など 下半身:下腿三頭筋 大腿四頭筋 大腿筋
ハムストリングス 腸腰筋など らしい。
食品廃棄は環境負荷が高く、各国が優先度を上げて対応すれば可決できる問題らしい。
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