キク科の仲間で、北半球を中心に世界に広く分布していますが、中でも日本はタンポポの楽園。
見分け方にはコツがあります。
花を下から支える緑色の部分「そうほう」を見て見ましょう。
そうほうの外側が反り返っていたら元々は日本にいなかった外来種や雑種、花にくっ付いていたら昔から日本にいる在来種です。
花の色や生えている場所などによっても細かく分かれます。
白いタンポポは見た事ありますか?
あれも在来種です。
もっと近づいて見ましょう。
沢山の花弁の付け根辺りに注目。
一枚一枚に雄蕊や雌蕊も付いているのが分かると思います。
そう、皆が普段目にするタンポポの花は、実は小さな花が何十、何百と集まった花束なんです。
こうした小さな花が全て開くまで数日間、タンポポは朝日と共に開いて、夕日と共に閉じます。
小さな花が咲き切ったら、一度萎んで、花を支える茎も地面近くに倒れてしまいますが、決して枯れた訳ではありません。
小さな花の下に、種をじっくり育んでいるからです。
種が成長したら、又茎を空へと伸ばして、最後に綿毛の帽子を開きます。
種を無事に飛ばすまで、タンポポはへこたれず、頑張り続けるのです。
本田 隆行 サイエンスコミュニケーター
ジュニアえひめ新聞 科学に気付くから
タンポポと、そうでない物の見分け方もあるらしい。
ポイントは、花を支える茎。
茎が枝分かれする事なく、一つの花だけを支えていますか?
茎の途中に葉が付いていませんか?
この二つに当て嵌まったら、それはタンポポです。
タンポポに似た草花には、茎が枝分かれしている「ブタナ」や、花が沢山付いている「オニタビラコ」、茎の途中に葉が付いている「ノゲシ」、茎が地を這っている「オオジシバリ」など、沢山あるらしい。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image