年齢、体調、気分によっても変わります。
今回は素数の歩き方に注目して見ましょう。
素数とは、1と自分自身でしか割り切れない2以上の数です。
小さい順に2、3、5、7、11、13、・・・と無限に続きますが、その現れ方は出鱈目に見えます。
此処で、或る素数に対して、次の素数までの間隔をその素数の「歩幅」と呼ぶ事にします。
109の次の素数は113なので、109の歩幅は「4」です。
881の歩幅は「2」ですが、887の歩幅は「20」もあります。
370261の歩幅は「100」を超えています。
大きな素数ほど、平均的な歩幅は大きいそうです。
ここで一つ問題です。
1234567799の歩幅は、どれ位でしょう?
12億を超える素数なので大きく歩きそうですが、歩幅はたったの「2」です。
素数の歩幅は、その素数を見ただけでは分かりません。
歩幅が「2」の素数は、次の素数と合わせて「双子素数」と呼ばれています。
「3と5」や「11と13」がそうです。
素数が無限にある事は2千年以上前に証明されていますが、双子素数が無限にあるか如何かは現在も未解決です。
最近の画期的な研究により、歩幅が「246以下」の素数は無限にある、と言う事までは分かりました。
でも、歩幅「2」に迫るのは未だ中々難しいそうです。
素数は何処まで大きくなっても、小さな歩幅で歩く事があるのか?
数学者の一歩も引かぬ挑戦は続きます。
科学ライター 井筒智彦さん 監修 谷口隆さん 神戸大大学院教授
ジュニアえひめ新聞 数からの挑戦状 Part 2から
素数の歩幅:
3→ 5歩幅2 109→ 113 歩幅4 881→ 883 歩幅2 887→ 907 歩幅20
370261→ 370373 歩幅112
双子素数?。
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