38や39は、足りていません。
只40になると、溢れます。
年齢と気力の関係?
そうではなく、数そのものの特徴の話です。
或る数に対して、それを割り切る数を「約数」と言います。
例えば、12の約数は、1・2・3・4・6・12です。
此処で次の計算をして見ましょう。
「自分自身以外の約数を全て足し合わせる」
下表に例を載せています。
完全数:
過剰数、不足数、完全数の例
12の場合 1+2+3+4+6=16(過剰数)
39の場合 1+3+13=17(不足数)
6の場合 1+2+3=6(完全数)
496の場合 1+2+4+8+16+31+62+124+248=496(完全数)
計算をして、元の数を上回るものを「過剰数」、下回るものを「不足数」と言います。
極稀に、過不足なくピタリと一致するものがあります。
その数を「完全数」と言います。
古代ギリシャの数学者ピタゴラスが名付けたとされます。
完全数は紀元前から研究されていますが、現在までに僅か50個を超えるほどしか見つかっていません。
不思議な事に、全て偶数です。
奇数の完全数はあるのか、完全数はどれだけあるのかは、未解決の問題です。
今も数学者が研究しています。
「友愛数」と言う数もあります。
数 A について先ほどの足し算をした結果が数 B になり、逆に数 B の計算結果が数 A になります。
220と284がその一例です。
他には「社交数」や「婚約数」と言う数もあるそうです。
数にも交友関係があるなんて面白いですね。
実は、貴重な存在である完全数は、20から30までの中に一つ隠れています。
是非探して見てくださいね。
そんなに大変ではないので、途中で不完全燃焼しません様に。
科学ライター・井筒智彦、 監修・谷口隆神戸大大学院教授
ジュニアえひめ新聞 数からの挑戦状 Part 2から
数学の世界にある、未だに解けない問題や不思議な法則があるらしい。
数も人生も不思議だ。
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