「群像」3月号での連載「養生する言葉」の最新回で言及した。
「養生」は「自分の体や心を養うと言った、個人的な領域と言う意味合いが強いと思われている」が「生が続いてゆく為には、その生を支える様々な社会的な制度やインフラが不可欠」で「社会の支援のネットワークがある事で初めて、或る人の生は養い得るものになる」と岩川。
「自然災害の前で私たちは無力さと悔しさに呆然となる。生を養う事の困難さを痛感する。
私たちに必要なのはこの痛みを記憶する事なのだ」とした。
痛みを記憶する営みなしに「復興」の2文字ばかりが先走った結果、これまでも取り残されてきた人々がいた。
そこに広がる人災の風景を、私たちは何度も目にしてきた。
又同じ轍を踏むのか否か、これからが正念場だ。
愛媛新聞 焦点/争点から
社会的な制度やインフラが不可欠らしい。
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