能登半島地震の津波浸水域とよく似ており、同様の大地震が約2500年前にも起きた可能性がある。
” 災害の歴史 解明必要 ”
能登半島や富山県の沿岸で確認された津波堆積物は、数千年に亘る「災害の歴史」を伝える証人だ。
そのメッセージを読み解き、教訓を将来の防災に生かす事が、現代に生きる我々の責務だろう。
文献を紐解くと、日本海側での大地震や大津波は少なくない。
古くは平安時代前期の830年と850年、出羽国(秋田県、山形県)で地震があった。
850年の地震では山が崩れ、最上川の岸が崩壊。
津波が出羽国府(山形県酒田市)まで約3km に迫ったと言う。
1833年には庄内沖(山形県沖)の日本海で大地震(推定マグニチュード7.5)が発生。
大津波が秋田、山形、新潟、石川県の沿岸を襲い、遠く隠岐諸島(島根県)でも被害を出した。
過去に起きた地震や津波は、何時か又繰り返す。
研究者は常識に囚われず、日本海側の調査データを洗い直して欲しい。
必要なら、国には追加調査を望みたい。
災害の歴史の実態解明が急がれる。
愛媛新聞 解説から
珠洲市で3回、富山県沿岸では4回、津波があった事を示す砂層を見付けたらしい。
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