瑞々しい心を持ち、バランスを保つのが健全」と強調する。
人間の能力は凸凹しています。
自分は何に向いているのか考えましょう。
そんなに頑張らなくても上手くいく事を見付けられると良い。
自分をよく観察すれば、皆が注目しなくても価値があり、勝てる事があるかも知れない。
親や先生の意見より自分がピンときた事を大切に。
楽しくてつい動き出す様なものが良い。
そうでないと続きません。
今は何の為に勉強するのかと思うかも知れないけど、土台がないと進めません。
言葉を知らないと本も読めない。
ドリブルができないとサッカーも面白くない。
中学の勉強はそんな基礎です。
でも、勉強だけでなく、面白い、もっと知りたいと思う心を大切にして探求して欲しい。
遊ぶ中でもより面白くするルールや枠組みは、と考えるといい。
夢中になれる何かが見付かれば人生で幸せが確定した様なもの。
唯、焦らなくていい。
遣りたい事がある人は皆のうち1割もいないと思う。
何時か人生で出合えると幸運です。
結果が出ないとプレッシャーが強くなり、苦しい。
ピンチの時は昔の楽しかった思い出があると切り抜け易い。
そんな体験は大事。
勝ち負けは気になるけど、勝利だけを追うと人間らしさが減る。
心は忘れて機械の様に練習する方が勝ち易い。
そんな勝利至上主義ではなく、瑞々しい心を持ち、バランスを保つのが健全なスポーツです。
楽しいと言う思いが最後にあなたを助ける救命ボートになるかも知れない。
体と心、そして社会からのプレッシャーの問題を考え続けてきました。
競技経験と、本で得た知識や言葉が合わさって僕の活動になりました。
最近やっと「僕は人を抑圧から解放したいんだ」と遣りたい事に気付き、本を書いています。
中学時代の経験は今も生きている。
高校からは陸上ばかりだったから、当時の何気ない会話が社会性を身に付けるのに役立った。
これからも想像もしない世界が広がっている。
人生は何とかなるから心を開き、自由にやって欲しい。
先が見えなくても道なき道を行く気構えが大事。
兎に角やって見ましょう。
結果はやって見なければ分かりません。
元陸上選手 為末 大さん 1978年、広島市生まれ。 法政大卒。
全日本中学選手権100m 、全国高校総体400m 優勝。
2001年など2度の世界選手権の陸上男子400m 障害で銅メダルを獲得した。
五輪は00年シドニーから3大会連続出場。 12年に引退し発信を続ける。
「諦める力」「熟達論」などの本を書いている。
愛媛新聞 14歳の君へから
瑞々しい心を持ち、バランスを保つのが健全なスポーツらしい。
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