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八幡浜Diving
ダイビングを初めて40余年になります。ダイビングに関することは何でも紹介します。人生において役に立つことも紹介したいと思います。
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2024年02月19日

勝利だけでなく 楽しもう

 体と心の関係を考え抜き、「走る哲学者」とも呼ばれる為末さんは「部活動は勝利だけでなく楽しもう。
瑞々しい心を持ち、バランスを保つのが健全」と強調する。
人間の能力は凸凹しています。
自分は何に向いているのか考えましょう。
そんなに頑張らなくても上手くいく事を見付けられると良い。
自分をよく観察すれば、皆が注目しなくても価値があり、勝てる事があるかも知れない。
親や先生の意見より自分がピンときた事を大切に。
楽しくてつい動き出す様なものが良い。
そうでないと続きません。
今は何の為に勉強するのかと思うかも知れないけど、土台がないと進めません。
言葉を知らないと本も読めない。
ドリブルができないとサッカーも面白くない。
中学の勉強はそんな基礎です。
でも、勉強だけでなく、面白い、もっと知りたいと思う心を大切にして探求して欲しい。
遊ぶ中でもより面白くするルールや枠組みは、と考えるといい。
夢中になれる何かが見付かれば人生で幸せが確定した様なもの。
唯、焦らなくていい。
遣りたい事がある人は皆のうち1割もいないと思う。
何時か人生で出合えると幸運です。
結果が出ないとプレッシャーが強くなり、苦しい。
ピンチの時は昔の楽しかった思い出があると切り抜け易い。
そんな体験は大事。
勝ち負けは気になるけど、勝利だけを追うと人間らしさが減る。
心は忘れて機械の様に練習する方が勝ち易い。
そんな勝利至上主義ではなく、瑞々しい心を持ち、バランスを保つのが健全なスポーツです。
楽しいと言う思いが最後にあなたを助ける救命ボートになるかも知れない。
体と心、そして社会からのプレッシャーの問題を考え続けてきました。
競技経験と、本で得た知識や言葉が合わさって僕の活動になりました。
最近やっと「僕は人を抑圧から解放したいんだ」と遣りたい事に気付き、本を書いています。
中学時代の経験は今も生きている。
高校からは陸上ばかりだったから、当時の何気ない会話が社会性を身に付けるのに役立った。
これからも想像もしない世界が広がっている。
人生は何とかなるから心を開き、自由にやって欲しい。
先が見えなくても道なき道を行く気構えが大事。
兎に角やって見ましょう。
結果はやって見なければ分かりません。
 元陸上選手  為末 大さん  1978年、広島市生まれ。 法政大卒。 
 全日本中学選手権100m 、全国高校総体400m 優勝。 
 2001年など2度の世界選手権の陸上男子400m 障害で銅メダルを獲得した。 
 五輪は00年シドニーから3大会連続出場。 12年に引退し発信を続ける。 
 「諦める力」「熟達論」などの本を書いている。
                                   愛媛新聞 14歳の君へから
瑞々しい心を持ち、バランスを保つのが健全なスポーツらしい。

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