然し、夫々の文化によって交渉のスタイルはかなり異なる事があります。
言うまでもなく、日本とアメリカでは、交渉のアプローチはかなり異なっています。
日本の交渉では、最重要な要請や立場を表明する前に、三つの段階を経る様です。
先ず、それまでの経緯の概要説明と日本側の現在の心理状態を述べる第1段階から始まり、第2段階では重大な付随事項が明かされ、そして第3段階で提案に対する遺憾の年、時には悔しさが表される事さえある様です。
要望や立場の表明は、こうした事情や根底にある理由が長々と説明された後にやっとなされるのです。
対照的に、アメリカ人は要請や立場の表明で始めます。
勿論論理的な理由付けがされますが、背景の詳細な説明や潜在的な理由は必要な時以外はされません。
これは、交渉する者は互いに、問題の背景や基本的立場に関しては既に十分承知していると一般的に了解されているからです。
その為長々とした説明はアメリカ人には時間の浪費と映る傾向があります。
入門ビジネス英語から
アメリカ人は結論から先に言う。
文法も同じだ。
その方が合理的だと思う。
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