その意味で刷新本部の「中間取り纏め」は診断を誤っている。
診断だけでなく、処方箋も誤っている。
派閥は、抑々政策集団ではない。
基本的には領袖を中心とする人的な集団である。
言って見れば、議員の互助組織だ。
党任せではないからこそ、強さと活力が生まれる。
自民党の綱領は、先ず耳助、次に共助、最後に公助を掲げる。
党が公助であるとすると、派閥は共助なのだ。
だが、最大の人事は、総裁の選出であり、それは選挙によって行われる。
そこでは、多数派形成が目指され、党内グループが必然的に誕生する。
総裁選は繰り返しのゲームであるから、党内グループを存続させ、強化しようと言う思惑が働く。
そうなると、金と無縁ではあり得ない。
金額の多寡は別として、金から完全に決別する事は、常識的に言って難しい。
派閥に問題があるとすれば、それが過剰に制度化され、カルテルを形成している事ではないか。
本質的な問題は、こうしたカルテル行為が党内の風通しを悪くしている事だろう。
ならば、派閥を無くすのではなく、連座制の導入などの政治資金制度改革を行うのと同時に、カルテル行為を絶つ改革が肝心だ。
中央大教授 中北 浩爾
愛媛新聞 現論から
カルテル行為を絶つ改革も必要らしい。
矢張り抜本的に改革しないといけない。
自民党では矢張りできない。
政権交代しないとできない。
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