2013年04月07日
建築士の勉強法について
一級建築士の勉強法と仰々しくタイトルに書いたものの、
大した内容は書いていないのでご注意いただきたい。
以前に「どうやって独学で勉強すればよいのか。」
という質問を頂いたことが有る。
簡単そうで中々難しい質問なのだが、私は建築士試験の魂の伝道師に
なると決めた(7月19日の記事参照)ので、このブログをご覧の皆様に、
私のお勧めの勉強法を伝授したいと思う。
私の場合は5月から勉強を始めたので、4月から学科を勉強すれば
3ヵ月以上の期間があるため、合格できるのではないだろうか。
1、教材を用意する
・まず、テキストはオークションで日建学院か総合資格のものを入手して欲しい。
私も色々と探したが、資格学校の物は無駄が少ない(理論が省いてある)ので、
建築士に合格するためのテキストは資格学校の物が良いと思う。
次に用意するものはコレ↓
☆ 総合資格の解説は正誤を判断する焦点にアンダーラインが引いてあるので
分かりやすく暗記にお勧めである。
日建学院の問題集は解説の字が大きく見やすいが、どこが問題の正誤を
判断する焦点になっているのかが分かりずらく、暗記には不適である。
・問題集の加工
問題集を購入したら本のカバーを剥ぎ取り、各試験年度の中表紙を開く。
次に、オモテ面からカッターナイフを用いて1年分ごとに7分割する。
そのままでは分解するので背面を製本テープで仕上げる。
これでかなりコンパクトになった。
こんな辞書みたいな本をそのままで使うと
本がすぐに閉じてしまい、非効率極まりない。
持ち運ぶ必要のない、問題集はプリントのように
分割して学習するべきである。
※カバーと最初の試験の説明部分はいらないので捨ててしまおう。
2、問題を解く(暗記する)
まずはテキストを読み切るとよいかと思う。問題集には手を付けない。
過去問題集は1年毎に区切られているだけで各単元ごとに分かれてない。
計画なら計画のテキストを全て読み切ってから問題集に取り掛からないと、
何が分からないのか分からない状態になる。
勉強していないからわからないという逃げ道は許されない。
次にポストイットを用意し、問題を解く。
間違えた問題には必ずふせんを張り、翌日までにもう一度解く。
(暗記ものは繰り返さなければやった意味が無いので、1年分ずつ
完璧に仕上げていきたい。)
ただ、ここで問題になってくるのが、問題の内容が理解できなかった場合の
対処をどうするかという事である。
不得意分野も得意分野も1問につき1点なのは変わりがないので
分からない問題に尽力するのは良くない。
仕方がないと諦めるという事も選択肢として十分に有り得る。
問題の本文と選択肢の正答、誤答の焦点を暗記し、次に進むべきだ。
法規分野で使用する法令集については、アンダーラインの引き方の本を
オークションで買って一気に引いてしまうのが良いだろう。
(ウラ指導の本を参考にしても構わないが相当時間がかかる。)
3、模試を受けに行く
とりあえず総合資格の全国模試が有るので受けに行くと良いかと思う。
別に総合資格でなくてもいいが、私の経験上、日建学院からは模試の成績が1/3の確率でしか
返送されてこなかったので総合資格を紹介しておく。ちなみに無料。
【無料】1・2級建築士 全国オープン模試(5月開催) 申込受付中!2015/5/17リンク更新
周りの受験生の法令集の気合の入りっぷりに、さぞ驚かされる事だろう。
だが、臆することは無い。彼らは毎年合格できない、いわば落ちこぼれなのだ。
恐ろしいほどの量の自作インデックスに、上下左右が全て囲まれており、どこを掴んで
ページをめくるのか、どのように本棚に収納するのか疑問を抱かずにいられない。
もちろん、模擬試験は真剣に取り組んでいただきたい。
法規は問題が分からなくてもギリギリまで正答を探し続ける事が大切だ。
4、とにかく勉強する(精神論)
後日、全国模試の結果が出たら、参考にして勉強する。
模試で合格レベルの点数に達するまでひたすら勉強。
一日に○○時間勉強する!という話ではなく、全国模試の順位で
「間違いなく合格する」順位になるまで、ひたすら勉強するのである。
携帯をいじっている暇が有れば勉強し、電車で酔っても勉強し、
昼飯を食っては勉強する。あらゆる時間を勉強に充てる。
学習スケジュールは資格学校の次の全国模試開催日に合わせ、すべての
科目でテキストによる学習が模試前に終わるように日割りで調整する。
持ち運ぶものは問題集よりはテキストの方が良いのかも
しれない。コンパクトな問題集もあるが、各出版社間での内容の重複が
多い上に、問題数が少ないのですぐに終わってしまうだろう。
休日に勉強する際には、パソコンも、音楽も、携帯電話も
全て電源を切ってしまった方が良い。
とにかく集中することが大事だ。
漠然としているが、集中こそが勉強の最大のキモであり、明暗を
分ける部分ではないかと私は思っている。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・・・以上、私の考える合格までの勉強法を書いておいたが参考になっただろうか。
(果たして勉強法と呼べるのかは定かではないが。)
実際、暗記物がほとんどなので、自分がどの程度の期間、覚えた事を
忘れないのかを調べ、期間内に復習しながら学習を進めていくと良いだろう。
独学は学校へ通う場合と違って、スケジュールを自分で調整できる分、
短期での資格取得に適している。
だが、スケジュールを調整できなくなった時点で資格取得は不可能なので
その点は肝に銘じておかなくてはならない。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
過去ログ
一級建築士の勉強(学科編)1
一級建築士の勉強(学科編)2
一級建築士の勉強(学科編)3
一級建築士の勉強(学科編)4
一級建築士の勉強(学科編)5
学科編 後記(考察)
一級建築士の勉強(製図編)1
一級建築士の勉強(製図編)2
一級建築士の勉強(製図編)3
一級建築士の勉強(製図編)4
一級建築士の勉強(製図編)5
製図編 後記(考察)
大した内容は書いていないのでご注意いただきたい。
以前に「どうやって独学で勉強すればよいのか。」
という質問を頂いたことが有る。
簡単そうで中々難しい質問なのだが、私は建築士試験の魂の伝道師に
なると決めた(7月19日の記事参照)ので、このブログをご覧の皆様に、
私のお勧めの勉強法を伝授したいと思う。
私の場合は5月から勉強を始めたので、4月から学科を勉強すれば
3ヵ月以上の期間があるため、合格できるのではないだろうか。
1、教材を用意する
・まず、テキストはオークションで日建学院か総合資格のものを入手して欲しい。
私も色々と探したが、資格学校の物は無駄が少ない(理論が省いてある)ので、
建築士に合格するためのテキストは資格学校の物が良いと思う。
次に用意するものはコレ↓
☆ 総合資格の解説は正誤を判断する焦点にアンダーラインが引いてあるので
分かりやすく暗記にお勧めである。
日建学院の問題集は解説の字が大きく見やすいが、どこが問題の正誤を
判断する焦点になっているのかが分かりずらく、暗記には不適である。
・問題集の加工
問題集を購入したら本のカバーを剥ぎ取り、各試験年度の中表紙を開く。
次に、オモテ面からカッターナイフを用いて1年分ごとに7分割する。
そのままでは分解するので背面を製本テープで仕上げる。
これでかなりコンパクトになった。
こんな辞書みたいな本をそのままで使うと
本がすぐに閉じてしまい、非効率極まりない。
持ち運ぶ必要のない、問題集はプリントのように
分割して学習するべきである。
※カバーと最初の試験の説明部分はいらないので捨ててしまおう。
2、問題を解く(暗記する)
まずはテキストを読み切るとよいかと思う。問題集には手を付けない。
過去問題集は1年毎に区切られているだけで各単元ごとに分かれてない。
計画なら計画のテキストを全て読み切ってから問題集に取り掛からないと、
何が分からないのか分からない状態になる。
勉強していないからわからないという逃げ道は許されない。
次にポストイットを用意し、問題を解く。
間違えた問題には必ずふせんを張り、翌日までにもう一度解く。
(暗記ものは繰り返さなければやった意味が無いので、1年分ずつ
完璧に仕上げていきたい。)
ただ、ここで問題になってくるのが、問題の内容が理解できなかった場合の
対処をどうするかという事である。
不得意分野も得意分野も1問につき1点なのは変わりがないので
分からない問題に尽力するのは良くない。
仕方がないと諦めるという事も選択肢として十分に有り得る。
問題の本文と選択肢の正答、誤答の焦点を暗記し、次に進むべきだ。
法規分野で使用する法令集については、アンダーラインの引き方の本を
オークションで買って一気に引いてしまうのが良いだろう。
(ウラ指導の本を参考にしても構わないが相当時間がかかる。)
3、模試を受けに行く
とりあえず総合資格の全国模試が有るので受けに行くと良いかと思う。
別に総合資格でなくてもいいが、私の経験上、日建学院からは模試の成績が1/3の確率でしか
返送されてこなかったので総合資格を紹介しておく。ちなみに無料。
【無料】1・2級建築士 全国オープン模試(5月開催) 申込受付中!2015/5/17リンク更新
周りの受験生の法令集の気合の入りっぷりに、さぞ驚かされる事だろう。
だが、臆することは無い。彼らは毎年合格できない、いわば落ちこぼれなのだ。
恐ろしいほどの量の自作インデックスに、上下左右が全て囲まれており、どこを掴んで
ページをめくるのか、どのように本棚に収納するのか疑問を抱かずにいられない。
もちろん、模擬試験は真剣に取り組んでいただきたい。
法規は問題が分からなくてもギリギリまで正答を探し続ける事が大切だ。
4、とにかく勉強する(精神論)
後日、全国模試の結果が出たら、参考にして勉強する。
模試で合格レベルの点数に達するまでひたすら勉強。
一日に○○時間勉強する!という話ではなく、全国模試の順位で
「間違いなく合格する」順位になるまで、ひたすら勉強するのである。
携帯をいじっている暇が有れば勉強し、電車で酔っても勉強し、
昼飯を食っては勉強する。あらゆる時間を勉強に充てる。
学習スケジュールは資格学校の次の全国模試開催日に合わせ、すべての
科目でテキストによる学習が模試前に終わるように日割りで調整する。
持ち運ぶものは問題集よりはテキストの方が良いのかも
しれない。コンパクトな問題集もあるが、各出版社間での内容の重複が
多い上に、問題数が少ないのですぐに終わってしまうだろう。
休日に勉強する際には、パソコンも、音楽も、携帯電話も
全て電源を切ってしまった方が良い。
とにかく集中することが大事だ。
漠然としているが、集中こそが勉強の最大のキモであり、明暗を
分ける部分ではないかと私は思っている。
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・・・以上、私の考える合格までの勉強法を書いておいたが参考になっただろうか。
(果たして勉強法と呼べるのかは定かではないが。)
実際、暗記物がほとんどなので、自分がどの程度の期間、覚えた事を
忘れないのかを調べ、期間内に復習しながら学習を進めていくと良いだろう。
独学は学校へ通う場合と違って、スケジュールを自分で調整できる分、
短期での資格取得に適している。
だが、スケジュールを調整できなくなった時点で資格取得は不可能なので
その点は肝に銘じておかなくてはならない。
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過去ログ
一級建築士の勉強(学科編)1
一級建築士の勉強(学科編)2
一級建築士の勉強(学科編)3
一級建築士の勉強(学科編)4
一級建築士の勉強(学科編)5
学科編 後記(考察)
一級建築士の勉強(製図編)1
一級建築士の勉強(製図編)2
一級建築士の勉強(製図編)3
一級建築士の勉強(製図編)4
一級建築士の勉強(製図編)5
製図編 後記(考察)
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