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2015年01月26日
人気ランキング上位であれば買ってしまう
こんばんは、社会を生き抜く心理学です。
今回のテーマは「人気商品」です。
人気商品はそのまんまの意味で、多くの人が購入している商品です。
人気商品は一度人気ランキングに入ると、なかなか人気が落ちることはありません。
これは、多くの人が買っているから、安全で、性能が良くて、とにかく選ばれる理由があると思うから、買ってしまうのです。
人気ランキング上位の商品に至っては、性能や、値段、などは全く考えずに人気だからという理由で購入されるケースが多いのです。
どんな役に立たない商品も、ランキング上位に入ってしまえば、売れてしまうのです。
多くの人から勧められると、間違っているとしても、間違ったものや選択肢を選んでしまいます。
進学する際も、自分の行きたい学校に行こうとしても、周りの人間は「お前ならもっとレベルの高いところに進学した方が良い」と言うでしょう。
しかし、進学は周りの人間のためにするものではなく、自分のためにするものなので、いくら周りの人間の意見を聞いても意味がないのです。
しかし、多くの人間が選ぶものや、進めてくるものはなぜか自分にも正しいと考えてしまいます。
この心理を「集団圧力」と言います。
実験でもよくありますが、1人の被験者以外は全員仕掛け人で、明らかに間違っている答えを仕掛け人全員が選ぶと、被験者もその間違った答えが正しいと思い込んでしまうのです。
よくセールスでは使われているのですが、多くのお客様が購入されているからというのを理由に、客に安心感を与えるテクニックです。
明らかに条件が悪い契約でも、周りのサクラと呼ばれる多くの仕掛け人が契約している姿を見て、「本当は良い条件なんだ」と、勘違いしてしまうのです。
また、購入者が多い以外にも、レビュー数が多い商品も選ばれます。
多くの人がわざわざレビューを書く商品だから、良い商品のはずだ!
このように思い込んでしまうのです。
実は商品のレビューを書いているのは、依頼として代理で書いている場合もあります。
ネット上では商品のレビューを書く依頼も多くあるので、悪い商品も良いレビューを書くことが多いのです。
依頼主は高評価のレビューを書いてくれとは指示していませんが、筆者は報酬を貰えるから、わざわざ悪いレビューを書こうとは思わないのです。
また、人気ランキングに入るために、自分で商品を大量購入して、ランキングを無理やりあげる方もいます。
ですから、必ずしも多くの人間が選んでいるから良い商品とは限りません。
多くの購入者はあなたの判断基準のために商品を選んでいるわけではありません。
実際に商品を買った知り合いに聞く方が良いのです。
意見を聞くのであれば、本当に信頼している人間からだけ聞く方が良いのです。
あなたのことをあまり知らない多くの人間が同じことを言っても、正しいとは限りません。
また、数字の心理を利用して、購入者が多いように見せかける方法もあります。
たとえ購入者が少なくても、同社の別製品が1万個売れている場合は、「◇◇商品が1万個売れた〇〇会社から、新しく発売された△△商品です。」
このように言うことで、1万個売れた商品を発売している会社だから、この商品も良い製品のはずだ、と思ってしまいます。
また、購入者数ではなく、購入者の満足度を表示して、多くの人が満足しているように見せかけることもあります。
たとえ10人しか購入していなくても、満足度で表示するのであれば、9人が満足すれば、満足度は90%にすることができます。
選択をする際は、数に押されて間違えた選択肢を選ばないように気を付けましょう。
たとえ多くの人が買ったとしても、集団圧力で間違って購入してしまっている人も多いのです。
情報も入手先が間違っていることもあります。
有名な情報サイトが間違っていると、多くの人間が間違った情報を入手してしまうことになります。
小さな情報サイトの方が正しくても、少人数しか情報を入手していないので、少ない情報サイトの方が間違いだと思われてしまいます。
たとえ多くの人が同じことを言っていたとしても、情報元が間違っていれば、すべて間違えになってしまいます。
人数が多いから正しいというわけではないと、わかっていただけたと思います。
ポイント
「人数の多さを判断基準にしてはいけない」
今回のテーマは「人気商品」です。
人気商品はそのまんまの意味で、多くの人が購入している商品です。
人気商品は一度人気ランキングに入ると、なかなか人気が落ちることはありません。
これは、多くの人が買っているから、安全で、性能が良くて、とにかく選ばれる理由があると思うから、買ってしまうのです。
人気ランキング上位の商品に至っては、性能や、値段、などは全く考えずに人気だからという理由で購入されるケースが多いのです。
どんな役に立たない商品も、ランキング上位に入ってしまえば、売れてしまうのです。
多くの人から勧められると、間違っているとしても、間違ったものや選択肢を選んでしまいます。
進学する際も、自分の行きたい学校に行こうとしても、周りの人間は「お前ならもっとレベルの高いところに進学した方が良い」と言うでしょう。
しかし、進学は周りの人間のためにするものではなく、自分のためにするものなので、いくら周りの人間の意見を聞いても意味がないのです。
しかし、多くの人間が選ぶものや、進めてくるものはなぜか自分にも正しいと考えてしまいます。
この心理を「集団圧力」と言います。
実験でもよくありますが、1人の被験者以外は全員仕掛け人で、明らかに間違っている答えを仕掛け人全員が選ぶと、被験者もその間違った答えが正しいと思い込んでしまうのです。
よくセールスでは使われているのですが、多くのお客様が購入されているからというのを理由に、客に安心感を与えるテクニックです。
明らかに条件が悪い契約でも、周りのサクラと呼ばれる多くの仕掛け人が契約している姿を見て、「本当は良い条件なんだ」と、勘違いしてしまうのです。
また、購入者が多い以外にも、レビュー数が多い商品も選ばれます。
多くの人がわざわざレビューを書く商品だから、良い商品のはずだ!
このように思い込んでしまうのです。
実は商品のレビューを書いているのは、依頼として代理で書いている場合もあります。
ネット上では商品のレビューを書く依頼も多くあるので、悪い商品も良いレビューを書くことが多いのです。
依頼主は高評価のレビューを書いてくれとは指示していませんが、筆者は報酬を貰えるから、わざわざ悪いレビューを書こうとは思わないのです。
また、人気ランキングに入るために、自分で商品を大量購入して、ランキングを無理やりあげる方もいます。
ですから、必ずしも多くの人間が選んでいるから良い商品とは限りません。
多くの購入者はあなたの判断基準のために商品を選んでいるわけではありません。
実際に商品を買った知り合いに聞く方が良いのです。
意見を聞くのであれば、本当に信頼している人間からだけ聞く方が良いのです。
あなたのことをあまり知らない多くの人間が同じことを言っても、正しいとは限りません。
また、数字の心理を利用して、購入者が多いように見せかける方法もあります。
たとえ購入者が少なくても、同社の別製品が1万個売れている場合は、「◇◇商品が1万個売れた〇〇会社から、新しく発売された△△商品です。」
このように言うことで、1万個売れた商品を発売している会社だから、この商品も良い製品のはずだ、と思ってしまいます。
また、購入者数ではなく、購入者の満足度を表示して、多くの人が満足しているように見せかけることもあります。
たとえ10人しか購入していなくても、満足度で表示するのであれば、9人が満足すれば、満足度は90%にすることができます。
選択をする際は、数に押されて間違えた選択肢を選ばないように気を付けましょう。
たとえ多くの人が買ったとしても、集団圧力で間違って購入してしまっている人も多いのです。
情報も入手先が間違っていることもあります。
有名な情報サイトが間違っていると、多くの人間が間違った情報を入手してしまうことになります。
小さな情報サイトの方が正しくても、少人数しか情報を入手していないので、少ない情報サイトの方が間違いだと思われてしまいます。
たとえ多くの人が同じことを言っていたとしても、情報元が間違っていれば、すべて間違えになってしまいます。
人数が多いから正しいというわけではないと、わかっていただけたと思います。
ポイント
「人数の多さを判断基準にしてはいけない」
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2015年01月25日
企画書はイメージしやすさを優先する
こんばんは、社会を生き抜く心理学です。
今日のテーマは、「読者を引きつける企画書」です。
あなたは上司に企画書を提出したときに、却下されることもあるかと思いますが、実は企画の内容が悪いわけではないかもしれません。
ただ、文章が悪いだけかもしれません。
それに気づかずに、企画内容まで訂正してしまい、良い企画を逃してしまうこともあります。
そうならないためにも、文章心理学を学びましょう。
まずは、自分視点で文章を書くことが重要です。
案外企画書は客観的な書き方をしてしまいがちです。
道順を説明するときも、駅から南に200メートル歩いて、信号を右に曲がって、100メートル進んだら、交差点があるので、そこをまっすぐ・・・
このように、客観的になってしまうと、数字やデータを重要視してしまい、イメージが湧きにくくなります。
企画書は現実的、つまり成功のイメージがしやすいことが重要なのです。
企画書の作成者であるあなたは、イメージしやすいかもしれません。
しかし、あなたの主観的なイメージを、客観的に書き出してしまうから、他の人から見ればイメージがしにくいのです。
あなたのイメージをそのまま伝える必要があるのです。
道順であれば、駅の南口からまっすぐ歩くと、小さな交番がある交差点の信号が見えてくるので、その信号を右に曲がって、少し狭い道を通って、ローソンの前を通り過ぎて・・・
このように、自分が実際に歩いているイメージをそのまま伝える方が、相手もイメージをしやすいのです。
実際にイメージすることで、説明の不足や、矛盾に気づくことができます。
次に、簡単な言葉を使うことです。
社会人は、やたら難しい専門用語を使った企画書が多いです。
確かに専門用語や難しい言葉を使う方が、企画書らしく見えますが、そのような書き方をしても相手からすれば、理解するのに一苦労になるのです。
実際社会人でも、あまり意味が分からずに使っている言葉も多いです。
それならば、なるべく簡単な言葉を使う方が、相手にも理解してもらえます。
法律のような何度も読み返さなければならない難しい文章よりも、日記のような簡単に読める文章の方が好まれやすいのです。
人は、イメージが難しいものは、実際に実行するのも難しいと考えてしまうことがあります。
文章が理解しにくいのであれば、実行も難しいと思い込んでしまうのです。
一度理解してしまえば、簡単なのです。
また、理解しやすい企画書を作っても相手が読み終わるまでに、飽きてしまうこともあります。
飽きてしまわれると、最後まで読む前に評価されてしまいます。
最後まで飽きさせないようにするためには、ただ単調に説明し続けるだけではいけません。
読ませるだけでなく、たまに読み手に考えさせたりすることで、飽きるのを防ぐことができます。
それはどんな方法だと思いますか?
それは、文章中に疑問文を入れいるのです。
「〜はなんででしょうか?」
「それは〜だからです」
このように、疑問文をあえて入れいることで、相手に考えさせて、次の文章で答え合わせをしてもらいます。
相手に「読む」という動作だけでなく、「考える」という動作もやらせて、切り替えさせることで、飽きさせない文章を作ることができます。
ポイント
〜相手に興味を持たせる企画書〜
・イメージしやすいように、主観的に小説のように、細かく説明する。
・理解しやすいように、簡単な言葉使って、日記のように説明する。
・飽きさせないように、疑問文をたまに入れる。
今日のテーマは、「読者を引きつける企画書」です。
あなたは上司に企画書を提出したときに、却下されることもあるかと思いますが、実は企画の内容が悪いわけではないかもしれません。
ただ、文章が悪いだけかもしれません。
それに気づかずに、企画内容まで訂正してしまい、良い企画を逃してしまうこともあります。
そうならないためにも、文章心理学を学びましょう。
まずは、自分視点で文章を書くことが重要です。
案外企画書は客観的な書き方をしてしまいがちです。
道順を説明するときも、駅から南に200メートル歩いて、信号を右に曲がって、100メートル進んだら、交差点があるので、そこをまっすぐ・・・
このように、客観的になってしまうと、数字やデータを重要視してしまい、イメージが湧きにくくなります。
企画書は現実的、つまり成功のイメージがしやすいことが重要なのです。
企画書の作成者であるあなたは、イメージしやすいかもしれません。
しかし、あなたの主観的なイメージを、客観的に書き出してしまうから、他の人から見ればイメージがしにくいのです。
あなたのイメージをそのまま伝える必要があるのです。
道順であれば、駅の南口からまっすぐ歩くと、小さな交番がある交差点の信号が見えてくるので、その信号を右に曲がって、少し狭い道を通って、ローソンの前を通り過ぎて・・・
このように、自分が実際に歩いているイメージをそのまま伝える方が、相手もイメージをしやすいのです。
実際にイメージすることで、説明の不足や、矛盾に気づくことができます。
次に、簡単な言葉を使うことです。
社会人は、やたら難しい専門用語を使った企画書が多いです。
確かに専門用語や難しい言葉を使う方が、企画書らしく見えますが、そのような書き方をしても相手からすれば、理解するのに一苦労になるのです。
実際社会人でも、あまり意味が分からずに使っている言葉も多いです。
それならば、なるべく簡単な言葉を使う方が、相手にも理解してもらえます。
法律のような何度も読み返さなければならない難しい文章よりも、日記のような簡単に読める文章の方が好まれやすいのです。
人は、イメージが難しいものは、実際に実行するのも難しいと考えてしまうことがあります。
文章が理解しにくいのであれば、実行も難しいと思い込んでしまうのです。
一度理解してしまえば、簡単なのです。
また、理解しやすい企画書を作っても相手が読み終わるまでに、飽きてしまうこともあります。
飽きてしまわれると、最後まで読む前に評価されてしまいます。
最後まで飽きさせないようにするためには、ただ単調に説明し続けるだけではいけません。
読ませるだけでなく、たまに読み手に考えさせたりすることで、飽きるのを防ぐことができます。
それはどんな方法だと思いますか?
それは、文章中に疑問文を入れいるのです。
「〜はなんででしょうか?」
「それは〜だからです」
このように、疑問文をあえて入れいることで、相手に考えさせて、次の文章で答え合わせをしてもらいます。
相手に「読む」という動作だけでなく、「考える」という動作もやらせて、切り替えさせることで、飽きさせない文章を作ることができます。
ポイント
〜相手に興味を持たせる企画書〜
・イメージしやすいように、主観的に小説のように、細かく説明する。
・理解しやすいように、簡単な言葉使って、日記のように説明する。
・飽きさせないように、疑問文をたまに入れる。
2015年01月24日
褒められると褒め返したくなる
こんばんは、社会を生き抜く心理学です。
今日は相手に好きになってもらえる方法を紹介します。
好きと言ってもLOVEもしくはLIKEのどちらかです。
相手に何かをしてあげると、相手はあなたに何かお返しをしたくなります。
それが「返報性の心理」です。
しかし、これはモノを上げたり、何が手伝ってあげたりする以外にも発生します。
それは相手に好意を伝えることです。
相手に好意を伝えるだけで、相手もあなたに「好意」という形で、お返しをしようとします。
つまり、あなたが相手に好きだと伝えると、相手もあなたのことを好きになろうとしてくれるのです。
あなたが仮に、嫌いな人に好きだと言われたらどうしますか?
あなたは、相手の事を嫌いなままでいられますか?
おそらく、あなたも相手を好きなろうとします。
この心理を特に「好意の返報性」と言います。
アイデンティティーの恋愛に陥りやすい原因の一つがこれです。
相手を好きな理由が、「相手が自分のことが好きだから好き」という理由になってしまっているのです。
相手が別れたいと言ったら、「じゃあ、別れよう」と、即答で別れてしまえるのです。
相手のことが本当に好きであれば、「考え直して!」と引き留めるはずです。
ならば告白すれば、相手には振られないはずでは?
いいえ、そう簡単にはいきません。
そもそも、相手に告白したところで、信用してもらえないこともあるからです。
つまりは、好意を相手に直接伝えたとことで、信用してもらえなければ、振られてしまいます。
告白するまでに、さりげなく好意があることを行動などで示すのです。
それを積み重ねることによって、告白の言葉に信憑性が生まれるのです。
また、全然関わりのない相手に突然告白して、すぐに返答を求めるのも振られやすいです。
好意を伝えても、すぐには好意の返報性の効果は表れにくいのです。
ですから、少し間をおいてから、返答してもらう方が、効果が発揮されます。
注意したいのは、告白するまでは、相手に好きであるということを確信させてはいけません。
「好きなのかもしれないし、そうでないのかもしれない」と、相手に思わせるのです。
確信されてしまった時点で、返報性の心理効果は訪れます。
しかし、「好意の返報性」は相手があなたのことを好きになるという形で、お返ししてくるとは限りません。
あなたに「ひいき」、「優しく」してあげることで、あなたの好意を返そうとしてしまいます。
ですから、告白したときにはすでに、相手は恩を返し終わってしまっている可能性があります。
なので、あなたが告白で好意を伝えたとしても、相手はその好意を返そうとすることはありません。
すでに返し終わっているからです。
もし、相手に好意を確信されてしまったら、なるべく早く告白をするか、告白するまで接触を避ける方が良いです。
相手に恩を売っても、自分が欲しい形で返してもらわなければ、意味がありません。
また、相手のことが好きであるという好意を伝える以外にも、好意の返報性の効果が発揮されます。
それは、相手のことを褒めたり、高評価することです。
誰しも、褒められると相手に好意を感じます。
次も頑張ろうという姿勢で、返そうとします。
あなたが相手のことを高評価することで、相手もあなたのことを高評価しようとしてくれます。
逆に相手を褒めたり、高評価することで、相手はあなたのことを好きになってしまうこともあります。
あなたのことが嫌いで、仕事の邪魔をしてくる人を、褒めたり、高評価することで、あなたに対して好意を抱いてくれるかもしれません。
ポイント
「相手に好意を伝えることで、相手もそれなりの好意を返そうとする」
今日は相手に好きになってもらえる方法を紹介します。
好きと言ってもLOVEもしくはLIKEのどちらかです。
相手に何かをしてあげると、相手はあなたに何かお返しをしたくなります。
それが「返報性の心理」です。
しかし、これはモノを上げたり、何が手伝ってあげたりする以外にも発生します。
それは相手に好意を伝えることです。
相手に好意を伝えるだけで、相手もあなたに「好意」という形で、お返しをしようとします。
つまり、あなたが相手に好きだと伝えると、相手もあなたのことを好きになろうとしてくれるのです。
あなたが仮に、嫌いな人に好きだと言われたらどうしますか?
あなたは、相手の事を嫌いなままでいられますか?
おそらく、あなたも相手を好きなろうとします。
この心理を特に「好意の返報性」と言います。
アイデンティティーの恋愛に陥りやすい原因の一つがこれです。
相手を好きな理由が、「相手が自分のことが好きだから好き」という理由になってしまっているのです。
相手が別れたいと言ったら、「じゃあ、別れよう」と、即答で別れてしまえるのです。
相手のことが本当に好きであれば、「考え直して!」と引き留めるはずです。
ならば告白すれば、相手には振られないはずでは?
いいえ、そう簡単にはいきません。
そもそも、相手に告白したところで、信用してもらえないこともあるからです。
つまりは、好意を相手に直接伝えたとことで、信用してもらえなければ、振られてしまいます。
告白するまでに、さりげなく好意があることを行動などで示すのです。
それを積み重ねることによって、告白の言葉に信憑性が生まれるのです。
また、全然関わりのない相手に突然告白して、すぐに返答を求めるのも振られやすいです。
好意を伝えても、すぐには好意の返報性の効果は表れにくいのです。
ですから、少し間をおいてから、返答してもらう方が、効果が発揮されます。
注意したいのは、告白するまでは、相手に好きであるということを確信させてはいけません。
「好きなのかもしれないし、そうでないのかもしれない」と、相手に思わせるのです。
確信されてしまった時点で、返報性の心理効果は訪れます。
しかし、「好意の返報性」は相手があなたのことを好きになるという形で、お返ししてくるとは限りません。
あなたに「ひいき」、「優しく」してあげることで、あなたの好意を返そうとしてしまいます。
ですから、告白したときにはすでに、相手は恩を返し終わってしまっている可能性があります。
なので、あなたが告白で好意を伝えたとしても、相手はその好意を返そうとすることはありません。
すでに返し終わっているからです。
もし、相手に好意を確信されてしまったら、なるべく早く告白をするか、告白するまで接触を避ける方が良いです。
相手に恩を売っても、自分が欲しい形で返してもらわなければ、意味がありません。
また、相手のことが好きであるという好意を伝える以外にも、好意の返報性の効果が発揮されます。
それは、相手のことを褒めたり、高評価することです。
誰しも、褒められると相手に好意を感じます。
次も頑張ろうという姿勢で、返そうとします。
あなたが相手のことを高評価することで、相手もあなたのことを高評価しようとしてくれます。
逆に相手を褒めたり、高評価することで、相手はあなたのことを好きになってしまうこともあります。
あなたのことが嫌いで、仕事の邪魔をしてくる人を、褒めたり、高評価することで、あなたに対して好意を抱いてくれるかもしれません。
ポイント
「相手に好意を伝えることで、相手もそれなりの好意を返そうとする」
2015年01月23日
一発屋芸人のジンクス
こんばんわ、社会を生き抜く心理学です。
今日のテーマは「一発屋芸人」です。
なぜ一発屋芸人は一発屋で終わることが多いのでしょうか?
特に、流行語大賞に選ばれた芸人は一発屋になりやすいです。
2014年は日本エレキテル連合の「ダメよダメダメ」でした。
多くの人が口ずさんでいます。
しかし、流行語大賞に選ばれるということは、それほど多くの人から期待されているということです。
けれども多くの人が、面白いと思うのは「ダメよダメダメ」のセリフの部分だけです。
他にも面白い部分はあるはずですが、日本エレキテル連合の面白さの基準が「ダメよダメダメ」になってしまっているのです。
ですから、いくら面白いことをやっても、「ダメよダメダメ」のネタよりも面白いネタでないと、面白いと感じてもらえません。
当然、流行語大賞に選ばれたネタに勝るネタを考えるのは、至難の業です。
ですから、流行語大賞を取ってしまった時点で、「ダメよダメダメ」のネタ以外は面白く感じなくなるのです。
仮に全然面白くない芸人が、ちょっと面白いことを言うと、他の売れている芸人が言うよりも、面白く感じてしまいます。
ハロー効果によるものですが、一つのネタが面白いと、他のネタも面白く感じてしまうのですが、その差が大きすぎると、ハロー効果も逆効果になってしまいます。
一つのネタが面白いと、他のネタも面白いはずだと期待されます。
しかし、期待値よりもレベルが低ければ、通常は面白いネタも、面白くないと思われます。
また、ジンクスというものをよく耳にしますが、これも原因の一つです。
流行語大賞を取った芸人は必ず一発屋芸人になってしまう。
このジンクスのせいで、流行語大賞を取った芸人は、「これで一発屋芸人決定だな…」
と思い込んでしまい、諦めてしまいます。
また、流行語大賞を取る芸人は、一年で収益が急激に増えるため、こんなに貰っていいのか?と罪悪感を感じてしまいます。
これ以上売れることが、怖くなってしまうのです。
一発屋になってしまって、芸能界から消えることになったとしても、多くの収入を得たことにより、本人も満足してしまうのです。
ですから、なんとしても芸能界に残りたい!という強い気持ちがなければ、ジンクス通りになってしまいます。
ジンクスは本当に強力です。
「流行語大賞を取る芸人は一発屋になる」という以外にも、「流行語大賞をとる芸人は他のネタは面白くない」というジンクスもあります。
本当に面白い芸もやっているのにもかかわらず、ほんの少しスベるだけで、やはり面白くないと判断されます。
10回ネタをやって、9回うけて、1回スベっても、その1回のミスが周囲には大きく見られます。
けれども、収入を考えれば、妥当なのかもしれません。
ポイント
「ジンクスの仕組みを理解することで、ある程度は防げる」
今日のテーマは「一発屋芸人」です。
なぜ一発屋芸人は一発屋で終わることが多いのでしょうか?
特に、流行語大賞に選ばれた芸人は一発屋になりやすいです。
2014年は日本エレキテル連合の「ダメよダメダメ」でした。
多くの人が口ずさんでいます。
しかし、流行語大賞に選ばれるということは、それほど多くの人から期待されているということです。
けれども多くの人が、面白いと思うのは「ダメよダメダメ」のセリフの部分だけです。
他にも面白い部分はあるはずですが、日本エレキテル連合の面白さの基準が「ダメよダメダメ」になってしまっているのです。
ですから、いくら面白いことをやっても、「ダメよダメダメ」のネタよりも面白いネタでないと、面白いと感じてもらえません。
当然、流行語大賞に選ばれたネタに勝るネタを考えるのは、至難の業です。
ですから、流行語大賞を取ってしまった時点で、「ダメよダメダメ」のネタ以外は面白く感じなくなるのです。
仮に全然面白くない芸人が、ちょっと面白いことを言うと、他の売れている芸人が言うよりも、面白く感じてしまいます。
ハロー効果によるものですが、一つのネタが面白いと、他のネタも面白く感じてしまうのですが、その差が大きすぎると、ハロー効果も逆効果になってしまいます。
一つのネタが面白いと、他のネタも面白いはずだと期待されます。
しかし、期待値よりもレベルが低ければ、通常は面白いネタも、面白くないと思われます。
また、ジンクスというものをよく耳にしますが、これも原因の一つです。
流行語大賞を取った芸人は必ず一発屋芸人になってしまう。
このジンクスのせいで、流行語大賞を取った芸人は、「これで一発屋芸人決定だな…」
と思い込んでしまい、諦めてしまいます。
また、流行語大賞を取る芸人は、一年で収益が急激に増えるため、こんなに貰っていいのか?と罪悪感を感じてしまいます。
これ以上売れることが、怖くなってしまうのです。
一発屋になってしまって、芸能界から消えることになったとしても、多くの収入を得たことにより、本人も満足してしまうのです。
ですから、なんとしても芸能界に残りたい!という強い気持ちがなければ、ジンクス通りになってしまいます。
ジンクスは本当に強力です。
「流行語大賞を取る芸人は一発屋になる」という以外にも、「流行語大賞をとる芸人は他のネタは面白くない」というジンクスもあります。
本当に面白い芸もやっているのにもかかわらず、ほんの少しスベるだけで、やはり面白くないと判断されます。
10回ネタをやって、9回うけて、1回スベっても、その1回のミスが周囲には大きく見られます。
けれども、収入を考えれば、妥当なのかもしれません。
ポイント
「ジンクスの仕組みを理解することで、ある程度は防げる」
2015年01月22日
遠足は帰るまでが遠足?
こんにちは、社会を生き抜く心理学です。
あなたはどんな時に油断しますか?
それは、緊張した後だと思います。
有名な話なのですが、素人が木を登るときは、高いところでは慎重に上り、降りる際に低いところになってくると、油断してしまいます。
木登りの名人は、もう少しで地面に足が着く時が一番足を滑らせやすい、と言っています。
確かに、大きな怪我は負わないかもしれませんが、小さな怪我を負ってしまう可能性が高くなります。
人は大きく緊張した後は、大きく油断してしまいます。
登山するときは気を抜かないようにしているが、山を下りたら気が抜けます。
油断したことで、帰宅する際に、交通事故を起こしやすくなってしまうのです。
「遠足は家に帰るまでが遠足」とよく言われますが、まさにその通りなのです。
就職面接でも、面接が終わって一安心してしまい、帰るときの態度が悪かったりして、不採用にされることもあります。
人は目的があると、そこまではしっかりと計画的に行動するが、目的を達成すると、それ以降はふらふらと行動してしまいます。
このような、大きな緊張から解放されると一時的に無防備になる事を「テンション・リダクション」と言います。
目的を実行するとき以外にも緊張することがあります。
それは、上司や誰かに怒られているときです。
誰かが怒っているときは、緊迫した空気が流れます。
その怒りの声が止むと、一気に緊張が解けます。
大声や怒りを表すことで、この「テンション・リダクション」をコントロールすることができるのです。
会議などで大声で怒鳴ることで、周りに緊張を与えて、静かになると同時に、周りの人間は無防備になります。
無防備になると、どんな質問に対しても、YESと答えやすくなってしまうのです。
反論を考えることができなくなっているのです。
落とし穴を見落としてしまい、普段は問題点を指摘できるが、その時だけは問題を見つけることができなくなっています。
ですから、大声を出す人は、あなたが無防備になるのを狙っているのかもしれません。
また、ある一人のターゲットに絞って怒鳴る場合もあります。
この場合は、怒られている本人は緊迫した状態になっています。
しかし、周りの人間は、実は油断した状態になっています。
ターゲットが、決まっているのであれば、自分には関係がないと思ってしまうのです。
そんな時に、いきなりターゲットが自分に切り替われば、どうなるでしょうか?
無防備だったため、いきなりのことに混乱して、まともな思考ができません。
そのような事態を防ぐためにも、怒られている人間よりも頑張らなければならないと、思ってしまうのです。
誰か一人を怒ることで、一時的にその人の評価を下げることができるので、周りの人間は、「怒られているあいつよりは、俺の方が上だ」と思って、やる気が出るのです。
誰か一人を怒るにしても、同じ部署の上司が起こられている場合は少し違います。
もしかしたら、あなたが原因で上司が怒られているのかもしれない、と思ってしまいます。
上司に迷惑をかけたくない。
だから、失敗しないように頑張ろう、とやる気が出るのです。
ポイント
「大声を出して、緊迫した空気を作り出して、そのあとの無防備を狙う」
あなたはどんな時に油断しますか?
それは、緊張した後だと思います。
有名な話なのですが、素人が木を登るときは、高いところでは慎重に上り、降りる際に低いところになってくると、油断してしまいます。
木登りの名人は、もう少しで地面に足が着く時が一番足を滑らせやすい、と言っています。
確かに、大きな怪我は負わないかもしれませんが、小さな怪我を負ってしまう可能性が高くなります。
人は大きく緊張した後は、大きく油断してしまいます。
登山するときは気を抜かないようにしているが、山を下りたら気が抜けます。
油断したことで、帰宅する際に、交通事故を起こしやすくなってしまうのです。
「遠足は家に帰るまでが遠足」とよく言われますが、まさにその通りなのです。
就職面接でも、面接が終わって一安心してしまい、帰るときの態度が悪かったりして、不採用にされることもあります。
人は目的があると、そこまではしっかりと計画的に行動するが、目的を達成すると、それ以降はふらふらと行動してしまいます。
このような、大きな緊張から解放されると一時的に無防備になる事を「テンション・リダクション」と言います。
目的を実行するとき以外にも緊張することがあります。
それは、上司や誰かに怒られているときです。
誰かが怒っているときは、緊迫した空気が流れます。
その怒りの声が止むと、一気に緊張が解けます。
大声や怒りを表すことで、この「テンション・リダクション」をコントロールすることができるのです。
会議などで大声で怒鳴ることで、周りに緊張を与えて、静かになると同時に、周りの人間は無防備になります。
無防備になると、どんな質問に対しても、YESと答えやすくなってしまうのです。
反論を考えることができなくなっているのです。
落とし穴を見落としてしまい、普段は問題点を指摘できるが、その時だけは問題を見つけることができなくなっています。
ですから、大声を出す人は、あなたが無防備になるのを狙っているのかもしれません。
また、ある一人のターゲットに絞って怒鳴る場合もあります。
この場合は、怒られている本人は緊迫した状態になっています。
しかし、周りの人間は、実は油断した状態になっています。
ターゲットが、決まっているのであれば、自分には関係がないと思ってしまうのです。
そんな時に、いきなりターゲットが自分に切り替われば、どうなるでしょうか?
無防備だったため、いきなりのことに混乱して、まともな思考ができません。
そのような事態を防ぐためにも、怒られている人間よりも頑張らなければならないと、思ってしまうのです。
誰か一人を怒ることで、一時的にその人の評価を下げることができるので、周りの人間は、「怒られているあいつよりは、俺の方が上だ」と思って、やる気が出るのです。
誰か一人を怒るにしても、同じ部署の上司が起こられている場合は少し違います。
もしかしたら、あなたが原因で上司が怒られているのかもしれない、と思ってしまいます。
上司に迷惑をかけたくない。
だから、失敗しないように頑張ろう、とやる気が出るのです。
ポイント
「大声を出して、緊迫した空気を作り出して、そのあとの無防備を狙う」
2015年01月20日
プレッシャーを掛けない頼み方
こんにちは、社会を生き抜く心理学です。
今日のテーマは「プレッシャーを相手に与えない頼み方」です。
相手に期待するときは、「よろしく頼むよ」「君に任せるよ」「期待しているよ」などと言って、相手に仕事などを依頼します。
しかし、これではプレッシャーをかけてしまうので、精神的に圧迫を受けてしまうため、本来の力が発揮されないこともあります。
しかし、仕事を依頼するということは、相手に期待しているから、任せるということです
仕事を任された側としては、「自分は期待されている」と思ってしまいます。
ではどうすれば、プレッシャーを掛けずに仕事を依頼できるのでしょうか?
それは、『偶然』という言葉を使うのです。
「偶然、君が目に入ったから、仕事を依頼する」
「手が空いているのが君しかいなかったから、仕事を依頼する」
「たまたま、会議で君の名前が出たから・・・」
このように、偶然、たまたまなどを使うことで、仕事を任されたというプレッシャーを無くすことができます。
普通に仕事を頼まれると、「わざわざ自分を選んでくれた」という、恩を感じてしまいます。
その恩を返さなければと思い、通常以上のことをやろうとしてしまうのです。
60%でも十分である仕事にもかかわらず、完璧に100%のことをやろうとしてしまい、時間が足りずに、期限が過ぎてしまうなんてことになります。
依頼した本人が50%で良いと思っているとしてもです。
期待されると、人は自分の中での合格点を高めに見積もってしまいます。
しかし、期待されていない場合や適当に仕事を任された場合は、当然合格点は下がります。
期待されると80〜100%、期待されないと40%程度が合格点だと考えてしまいます。
上司としてはとにかく期限は守ってもらいたいので、期限ぎりぎりで90%のものを出されても、趣旨が違っていれば、やり直してもらわなければなりません。
逆に40%のものを、上司に提出すると、趣旨が違っていれば訂正も可能です。
期待されると、完成度はそれほど求めていないのに、デコレーションをやたら盛り付けてしまうのです。
データをエクセルで表にするだけの仕事も、見やすさも考え、文字のサイズや色、枠のサイズなども無駄にデコレーションしてしまって、時間がかかるのです。
相手に仕事を依頼するときは、本当に重要な仕事でない限りは、偶然やたまたま依頼するという形にしましょう。
また、偶然を使うことで、相手に気を遣わせなくて済むこともあります。
取引先にちょっとした用事で訪れると、相手は「わざわざ足を運んでくれた」と思ってしまいます。
すぐに帰らしては申し訳ない、お茶やお菓子も出さなければと、もてなそうとします。
しかし、相手も自分も忙しいので、そういったことは互いに面倒に感じてしまいます。
互いに早く終わらせたいが、「さようなら」と言いずらいのです。
この場合も偶然を使います。
「偶然近くを通ったので、ついでにこの仕事を済ましておこうと思い、立ち寄っただけです。」
こう言うことで、「わざわざここに来るために足を運んでくれた」と思われなくて済みます。
他にも仕事があるということをアピールしておけば、わざわざお茶を出されたり、長居させられなくて済みます。
仮に、あらかじめアポを取っていたとしても、「偶然この日に、他のところでも仕事が入っていたので、予定を入れさせていただきました。」と言うことで、気を遣わせません。
友達の家に遊びに行ったときも、相手が忙しかった場合は、偶然近くを通ったからと言うことで、相手は断りやすくなります。
そのように言わないと、断れずに忙しということを隠してまで、遊んでくれます。
メールなどで誘う時も、「人数合わせで」「ついでに」と言うことで、相手に断りやすくさせます。
相手の忙しいときに誘ってばかりいると、相手はあなたとは遊びたくないと思ってしまいます。
この方法を使うことで、相手が本当に遊びたい時だけ、YESと言ってくれます。
相手に迷惑がかかるかもしれないと、思って自分からは友達を誘えずにいる方が多いです。
しかし、このように偶然や、ついでにと誘うことで、相手は嫌であれば断るし、良ければ承諾してくれます。
嫌だとしても、無理に遊んでくれるということはなくなります。
逆に依頼を無理強いさせたい時は、なるべくプレッシャーをかけることで断られにくくなります。
セールスマンでも、かなり遠くから来たということを伝えれば、相手は断りにくくなります。
「あなたのためだけに」という特定化の心理効果を使えば、よりプレッシャーを与えられます。
ポイント
「相手にお願いするときは、偶然を装うことで、無理強いさせずに済む」
今日のテーマは「プレッシャーを相手に与えない頼み方」です。
相手に期待するときは、「よろしく頼むよ」「君に任せるよ」「期待しているよ」などと言って、相手に仕事などを依頼します。
しかし、これではプレッシャーをかけてしまうので、精神的に圧迫を受けてしまうため、本来の力が発揮されないこともあります。
しかし、仕事を依頼するということは、相手に期待しているから、任せるということです
仕事を任された側としては、「自分は期待されている」と思ってしまいます。
ではどうすれば、プレッシャーを掛けずに仕事を依頼できるのでしょうか?
それは、『偶然』という言葉を使うのです。
「偶然、君が目に入ったから、仕事を依頼する」
「手が空いているのが君しかいなかったから、仕事を依頼する」
「たまたま、会議で君の名前が出たから・・・」
このように、偶然、たまたまなどを使うことで、仕事を任されたというプレッシャーを無くすことができます。
普通に仕事を頼まれると、「わざわざ自分を選んでくれた」という、恩を感じてしまいます。
その恩を返さなければと思い、通常以上のことをやろうとしてしまうのです。
60%でも十分である仕事にもかかわらず、完璧に100%のことをやろうとしてしまい、時間が足りずに、期限が過ぎてしまうなんてことになります。
依頼した本人が50%で良いと思っているとしてもです。
期待されると、人は自分の中での合格点を高めに見積もってしまいます。
しかし、期待されていない場合や適当に仕事を任された場合は、当然合格点は下がります。
期待されると80〜100%、期待されないと40%程度が合格点だと考えてしまいます。
上司としてはとにかく期限は守ってもらいたいので、期限ぎりぎりで90%のものを出されても、趣旨が違っていれば、やり直してもらわなければなりません。
逆に40%のものを、上司に提出すると、趣旨が違っていれば訂正も可能です。
期待されると、完成度はそれほど求めていないのに、デコレーションをやたら盛り付けてしまうのです。
データをエクセルで表にするだけの仕事も、見やすさも考え、文字のサイズや色、枠のサイズなども無駄にデコレーションしてしまって、時間がかかるのです。
相手に仕事を依頼するときは、本当に重要な仕事でない限りは、偶然やたまたま依頼するという形にしましょう。
また、偶然を使うことで、相手に気を遣わせなくて済むこともあります。
取引先にちょっとした用事で訪れると、相手は「わざわざ足を運んでくれた」と思ってしまいます。
すぐに帰らしては申し訳ない、お茶やお菓子も出さなければと、もてなそうとします。
しかし、相手も自分も忙しいので、そういったことは互いに面倒に感じてしまいます。
互いに早く終わらせたいが、「さようなら」と言いずらいのです。
この場合も偶然を使います。
「偶然近くを通ったので、ついでにこの仕事を済ましておこうと思い、立ち寄っただけです。」
こう言うことで、「わざわざここに来るために足を運んでくれた」と思われなくて済みます。
他にも仕事があるということをアピールしておけば、わざわざお茶を出されたり、長居させられなくて済みます。
仮に、あらかじめアポを取っていたとしても、「偶然この日に、他のところでも仕事が入っていたので、予定を入れさせていただきました。」と言うことで、気を遣わせません。
友達の家に遊びに行ったときも、相手が忙しかった場合は、偶然近くを通ったからと言うことで、相手は断りやすくなります。
そのように言わないと、断れずに忙しということを隠してまで、遊んでくれます。
メールなどで誘う時も、「人数合わせで」「ついでに」と言うことで、相手に断りやすくさせます。
相手の忙しいときに誘ってばかりいると、相手はあなたとは遊びたくないと思ってしまいます。
この方法を使うことで、相手が本当に遊びたい時だけ、YESと言ってくれます。
相手に迷惑がかかるかもしれないと、思って自分からは友達を誘えずにいる方が多いです。
しかし、このように偶然や、ついでにと誘うことで、相手は嫌であれば断るし、良ければ承諾してくれます。
嫌だとしても、無理に遊んでくれるということはなくなります。
逆に依頼を無理強いさせたい時は、なるべくプレッシャーをかけることで断られにくくなります。
セールスマンでも、かなり遠くから来たということを伝えれば、相手は断りにくくなります。
「あなたのためだけに」という特定化の心理効果を使えば、よりプレッシャーを与えられます。
ポイント
「相手にお願いするときは、偶然を装うことで、無理強いさせずに済む」
第三者として話すことで、信憑性が上がる?
こんばんわ、社会を生き抜く心理学です。
今回のテーマは、噂話の信用度の高さです。
あなたは、Aさんが「私はお金持ちなの」と言うと信用できますか?
疑ってしまいますよね?
人は、相手に劣等感を感じると、本当に相手が、自分よりも優れているのかどうか、疑おうとします。
また、相手が自分自身をけなすことを言うと、心理的に信用しやすくなります。
しかし、このことを理解している方は、相手が自分自信を自慢しようが、けなそうが、相手が直接言った言葉は信用しません。
ではどうすれば信用してもらえるのでしょうか?
それは噂話にすると、信用されやすくなります。
もちろん、あなたが、あなたの噂を相手に伝えても意味はありません。
自分以外の第三者の噂は信用されやすいのです。
注意してほしいのは、あなたが、関係者であるように話すのでは効果はありません。
例えば、
「Aさんはお金持ちみたいですよ」「Aさんはもうすぐ会社を辞めるみたいですよ」
このように言ってしまうと、あなたが、Aさんのことを、そのまま話していることになってしまいます。
この場合は、あなたがAさんに代わって代弁しているのと変わりませんので、相手に信用されにくいのです。
噂話と言うのは、あなたが全くかかわっておらず、「誰かがAさんの話をしていたこと」を話すことで、成り立ちます。
「噂で聞いたんだけど、Aさんお金持ちらしいよ」「たまたま耳にしたんだけど、Aさん会社辞めるらしいよ」
このように言うことで、その件では、あなたはAさんとは無関係だと思われます。
Aさんに代弁を頼まれたわけでもないし、あなたがAさんの話を捻じ曲げようとしていると、疑われることもないのです。
Aさんが「私お金持ちだよ」と言う・・・Aさん本人が言っているので、信用できない。
↓
あなたが、「Aさんはお金持ちだよ」と言う・・・あなたが代弁しているだけなので、Aさん本人が言っているのと変わらない。信用できない。
↓
あなたが、「Aさんがお金持ちであるという噂を聞いた」と言う・・・Aさんについての噂が流れていると言うだけなので、実際にあなたが、そう決めつけているわけではない。なので、その噂の存在は信じてしまう。
最近、問題になっていたSTAP細胞を例にすると、
小保方さんが「STAP細胞はあります。」と言ったり、他の研究員の方が、「小保方さんがSTAP細胞はあると言っています」と言うのでは、信憑性が低いのです。
第三者が「STAP細胞があるというのを耳にしたことがあります。」と言う方が、信憑性は上がります。
このように本人が言うよりも、誰が言ったか分からないものほど、信憑性は上がるのです。
記事を書くときも、「〜であります」と言うよりも、「〜であると言われています」と言う方が信憑性があります。
会議などで、自身で作成したデータや統計を用いて直接解説するよりも、「とある会社の調査ではこのように言われています」と言って解説するほうが、信用されます。
もしそのデータが間違っていたとしても、あなたが間違ったことにはなりません。
ポイント
「話を信用してもらうには、誰かから聞いた噂話として話す」
今回のテーマは、噂話の信用度の高さです。
あなたは、Aさんが「私はお金持ちなの」と言うと信用できますか?
疑ってしまいますよね?
人は、相手に劣等感を感じると、本当に相手が、自分よりも優れているのかどうか、疑おうとします。
また、相手が自分自身をけなすことを言うと、心理的に信用しやすくなります。
しかし、このことを理解している方は、相手が自分自信を自慢しようが、けなそうが、相手が直接言った言葉は信用しません。
ではどうすれば信用してもらえるのでしょうか?
それは噂話にすると、信用されやすくなります。
もちろん、あなたが、あなたの噂を相手に伝えても意味はありません。
自分以外の第三者の噂は信用されやすいのです。
注意してほしいのは、あなたが、関係者であるように話すのでは効果はありません。
例えば、
「Aさんはお金持ちみたいですよ」「Aさんはもうすぐ会社を辞めるみたいですよ」
このように言ってしまうと、あなたが、Aさんのことを、そのまま話していることになってしまいます。
この場合は、あなたがAさんに代わって代弁しているのと変わりませんので、相手に信用されにくいのです。
噂話と言うのは、あなたが全くかかわっておらず、「誰かがAさんの話をしていたこと」を話すことで、成り立ちます。
「噂で聞いたんだけど、Aさんお金持ちらしいよ」「たまたま耳にしたんだけど、Aさん会社辞めるらしいよ」
このように言うことで、その件では、あなたはAさんとは無関係だと思われます。
Aさんに代弁を頼まれたわけでもないし、あなたがAさんの話を捻じ曲げようとしていると、疑われることもないのです。
Aさんが「私お金持ちだよ」と言う・・・Aさん本人が言っているので、信用できない。
↓
あなたが、「Aさんはお金持ちだよ」と言う・・・あなたが代弁しているだけなので、Aさん本人が言っているのと変わらない。信用できない。
↓
あなたが、「Aさんがお金持ちであるという噂を聞いた」と言う・・・Aさんについての噂が流れていると言うだけなので、実際にあなたが、そう決めつけているわけではない。なので、その噂の存在は信じてしまう。
最近、問題になっていたSTAP細胞を例にすると、
小保方さんが「STAP細胞はあります。」と言ったり、他の研究員の方が、「小保方さんがSTAP細胞はあると言っています」と言うのでは、信憑性が低いのです。
第三者が「STAP細胞があるというのを耳にしたことがあります。」と言う方が、信憑性は上がります。
このように本人が言うよりも、誰が言ったか分からないものほど、信憑性は上がるのです。
記事を書くときも、「〜であります」と言うよりも、「〜であると言われています」と言う方が信憑性があります。
会議などで、自身で作成したデータや統計を用いて直接解説するよりも、「とある会社の調査ではこのように言われています」と言って解説するほうが、信用されます。
もしそのデータが間違っていたとしても、あなたが間違ったことにはなりません。
ポイント
「話を信用してもらうには、誰かから聞いた噂話として話す」
2015年01月18日
痛みで緊張は消える?
こんばんわ、社会を生き抜く心理学です。
今回のテーマは「痛みによって緊張は消える?」です。
皆さんは緊張したら、どのようにして緊張をほぐそうとしますか?
緊張したら何とか落ち着こうと、深呼吸したり、別のことを考えようとすると思います。
緊張とはある事柄に対して、過剰に反応してしまい、体が戦闘状態に入るのです。
仲のいい人と一緒にいるときは楽しいですが、好きな異性と一緒にいると過剰に相手のことを考えて、緊張してしまいます。
これはアレルギーのようなもので、アレルギー物質を取りこんだら、排出する必要がないのに、体が毒と勘違いして、排出しようとします。
命をかけた戦いをするのだと体が勘違いして、緊張してしまうのです。
緊張は対象となる事を取り除くか、別に意識を向けなければ、取り除けません。
しかし、あせって緊張を取り除こうとすると、逆に「緊張を取り除くこと」に対して、緊張してしまいます。
さらにその緊張を取り除こうとすると、再びそれに対して緊張してしまい、負の連鎖が続いてしまいます。
ではどうすればよいのか?
それは、故意に別のことを考えるのではなく、無意識に別のことを考えるのです。
例えば、誰かに驚かしてもらうことで、反射的に意識をそちらに向けることができます。
それによって、緊張は無くなります。
しかし、もっと簡単な方法があります。
それは自分自身に痛みを与えるという方法です。
痛みを与えるという行動自体は故意なので、そちらに意識を向けるのは難しいです。
しかしながら、痛みは神経が触覚を通して感じるものです。
なので、緊張していても、痛みを感じなくなるなんてことはありません。
痛みを感じると一瞬だけそちらに意識がいってしまいます。
だから、緊張も消えるのです。
一番やりやすいのは輪ゴムです。
輪ゴムを手首に巻いて、それを引っ張ってはじくことで、ピリッとした痛みを感じます。
何度も繰り返していると、輪ゴムを見るだけで、痛みを思い出すことができます。
なので、輪ゴムを使えない状況でも、輪ゴムを持ち歩いているだけで、緊張を解くことができるようになります。
このように、常に奥の手を準備しておくだけで、緊張もしにくくなります。
不安や恐怖によって緊張は引き起こされるのです。
精神的な圧迫は肉体的な圧迫によって切り替えることができるのです。
このように精神だけではどうにもならないことは、物理的な刺激で無理やり解決することもできるのです。
緊張を取り除く方法で、掌に人という字を書いて飲み込めばほぐされるという噂がありますが、科学的には効果が証明されていません。
しかし、噂の思い込み効果で本当に緊張がほぐされるのです。
薬だと言われると、ただの小麦粉でも病気が治ることもあるのです。
ポイント
「痛みで緊張をほぐすことができる」
今回のテーマは「痛みによって緊張は消える?」です。
皆さんは緊張したら、どのようにして緊張をほぐそうとしますか?
緊張したら何とか落ち着こうと、深呼吸したり、別のことを考えようとすると思います。
緊張とはある事柄に対して、過剰に反応してしまい、体が戦闘状態に入るのです。
仲のいい人と一緒にいるときは楽しいですが、好きな異性と一緒にいると過剰に相手のことを考えて、緊張してしまいます。
これはアレルギーのようなもので、アレルギー物質を取りこんだら、排出する必要がないのに、体が毒と勘違いして、排出しようとします。
命をかけた戦いをするのだと体が勘違いして、緊張してしまうのです。
緊張は対象となる事を取り除くか、別に意識を向けなければ、取り除けません。
しかし、あせって緊張を取り除こうとすると、逆に「緊張を取り除くこと」に対して、緊張してしまいます。
さらにその緊張を取り除こうとすると、再びそれに対して緊張してしまい、負の連鎖が続いてしまいます。
ではどうすればよいのか?
それは、故意に別のことを考えるのではなく、無意識に別のことを考えるのです。
例えば、誰かに驚かしてもらうことで、反射的に意識をそちらに向けることができます。
それによって、緊張は無くなります。
しかし、もっと簡単な方法があります。
それは自分自身に痛みを与えるという方法です。
痛みを与えるという行動自体は故意なので、そちらに意識を向けるのは難しいです。
しかしながら、痛みは神経が触覚を通して感じるものです。
なので、緊張していても、痛みを感じなくなるなんてことはありません。
痛みを感じると一瞬だけそちらに意識がいってしまいます。
だから、緊張も消えるのです。
一番やりやすいのは輪ゴムです。
輪ゴムを手首に巻いて、それを引っ張ってはじくことで、ピリッとした痛みを感じます。
何度も繰り返していると、輪ゴムを見るだけで、痛みを思い出すことができます。
なので、輪ゴムを使えない状況でも、輪ゴムを持ち歩いているだけで、緊張を解くことができるようになります。
このように、常に奥の手を準備しておくだけで、緊張もしにくくなります。
不安や恐怖によって緊張は引き起こされるのです。
精神的な圧迫は肉体的な圧迫によって切り替えることができるのです。
このように精神だけではどうにもならないことは、物理的な刺激で無理やり解決することもできるのです。
緊張を取り除く方法で、掌に人という字を書いて飲み込めばほぐされるという噂がありますが、科学的には効果が証明されていません。
しかし、噂の思い込み効果で本当に緊張がほぐされるのです。
薬だと言われると、ただの小麦粉でも病気が治ることもあるのです。
ポイント
「痛みで緊張をほぐすことができる」
過去の自慢話をしてくる人間とは組んではいけない!?
こんばんわ、社会を生き抜く心理学です。
あなたは誰かと手を組んで損をしたり後悔したことはありませんか?
ましてやそれが会社間での取引であった場合は取り返しがつきません。
今回は、手を組んだら後悔する相手を見抜く方法を紹介します。
まず、どんな相手を手を組んではいけないのでしょうか?
それは「自分の殻に閉じこもり、言い訳をする人間」です。
まず、手を組むことすら難しいでしょう。
手を組んでも非協力的で、自分が失敗しても何かと理由をつけて、ごまかそうとします。
手を組む前に、「私はあなたと考え方が違います」と言ってくる場合は、失敗したときの言い訳に使ってくる可能性が高いです。
また取引会社でも、「わが社はあなたの会社と違ってこのようなシステムです」というように、あなたの会社との違いを先に言っておくことで、後からの言い訳に使おうとするのです。
「あなたの会社と違って、わが社はこのようなシステムなので、失敗しても仕方なかったんですよ。」
「私はあなたと考え方が違うので、あなたの考え方に従ったら、私は失敗してしまいますよ。」
などと、後から「ハンディーキャップ」があったからと、失敗したのは仕方がないと言い訳してきます。
また、聞いてもいないのに、自分からハンディーがあると言ってくる人間もいます。
「昨日徹夜だから今日の会議がしっかりとできるか分からないよ」
「最近風邪気味だから、仕事の効率が落ちてきているな」
「二日酔いだけど、仕事がんばろう」
このように言ってくるのは、わざと自分にハンディーがあることをアピールして、失敗しても仕方がなかったと言い訳するためです。
失敗する可能性の高いことをやる前であれば、失敗して自分の無能さを露見させたくないから、あえて体調不良を訴えるのです。
失敗しても、「僕が無能だからではない」風邪だったから失敗したと言ってきます。
「体調悪いけど、仕事がんばろう」とアピールするのは、平均的ないつも通りの仕事を行うだけでも、とても頑張ったように見せることができるからです。
体調が悪いと言えば、仕事効率が少し下がると周りの人間は考えるわけなので、いつも通りの仕事をすることで、いつもよりも頑張ったと思わせることができます。
こういった人は自分の無能さを隠したいだけなので、手を組まない方が良いでしょう。
また、自分の無能さを隠す人のなかには、過去の栄光を持ち出してくる人がいます。
今の自分のことは全く公表せずに、過去の栄光を話すことで、今の自分も優れた人間だとご認識させようとしているのです。
ハローエフェクトを以前紹介しましたが、それと同じで、過去の自分の栄光が背景になることで、今の自分も輝いているように見せることができます。
まとめると、自分と他人の違いを強調してくる人間、言い訳を当たり前のようにする人間、やたら過去の自慢話をしてくる人間もしくは会社とは、手を組まない方が良いです。
ポイント
「手を組む相手は、自分の失敗・現在の自分の実力をしっかり認められる人を選ぶ」
あなたは誰かと手を組んで損をしたり後悔したことはありませんか?
ましてやそれが会社間での取引であった場合は取り返しがつきません。
今回は、手を組んだら後悔する相手を見抜く方法を紹介します。
まず、どんな相手を手を組んではいけないのでしょうか?
それは「自分の殻に閉じこもり、言い訳をする人間」です。
まず、手を組むことすら難しいでしょう。
手を組んでも非協力的で、自分が失敗しても何かと理由をつけて、ごまかそうとします。
手を組む前に、「私はあなたと考え方が違います」と言ってくる場合は、失敗したときの言い訳に使ってくる可能性が高いです。
また取引会社でも、「わが社はあなたの会社と違ってこのようなシステムです」というように、あなたの会社との違いを先に言っておくことで、後からの言い訳に使おうとするのです。
「あなたの会社と違って、わが社はこのようなシステムなので、失敗しても仕方なかったんですよ。」
「私はあなたと考え方が違うので、あなたの考え方に従ったら、私は失敗してしまいますよ。」
などと、後から「ハンディーキャップ」があったからと、失敗したのは仕方がないと言い訳してきます。
また、聞いてもいないのに、自分からハンディーがあると言ってくる人間もいます。
「昨日徹夜だから今日の会議がしっかりとできるか分からないよ」
「最近風邪気味だから、仕事の効率が落ちてきているな」
「二日酔いだけど、仕事がんばろう」
このように言ってくるのは、わざと自分にハンディーがあることをアピールして、失敗しても仕方がなかったと言い訳するためです。
失敗する可能性の高いことをやる前であれば、失敗して自分の無能さを露見させたくないから、あえて体調不良を訴えるのです。
失敗しても、「僕が無能だからではない」風邪だったから失敗したと言ってきます。
「体調悪いけど、仕事がんばろう」とアピールするのは、平均的ないつも通りの仕事を行うだけでも、とても頑張ったように見せることができるからです。
体調が悪いと言えば、仕事効率が少し下がると周りの人間は考えるわけなので、いつも通りの仕事をすることで、いつもよりも頑張ったと思わせることができます。
こういった人は自分の無能さを隠したいだけなので、手を組まない方が良いでしょう。
また、自分の無能さを隠す人のなかには、過去の栄光を持ち出してくる人がいます。
今の自分のことは全く公表せずに、過去の栄光を話すことで、今の自分も優れた人間だとご認識させようとしているのです。
ハローエフェクトを以前紹介しましたが、それと同じで、過去の自分の栄光が背景になることで、今の自分も輝いているように見せることができます。
まとめると、自分と他人の違いを強調してくる人間、言い訳を当たり前のようにする人間、やたら過去の自慢話をしてくる人間もしくは会社とは、手を組まない方が良いです。
ポイント
「手を組む相手は、自分の失敗・現在の自分の実力をしっかり認められる人を選ぶ」
2015年01月16日
パンフレットだけ渡して帰る?
こんばんわ、今日も30代からの心理学紹介します。
今回紹介するのは「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」という有名な方法です。
この言葉を訳すと、ドアに足を挟むと言う意味です。
イメージとしてはセールスマンが、玄関のドアを閉めようとするのを、足を入れて食い止めているようなイメージです。
「せめて話だけでもお願いします!」と話だけでも聞かそうとするのです。
相手が拒絶しているのに、どうして話だけでも聞かそうとしていると思いますか?
それは、話を聞かせることで、セールスマンの依頼を許可したことになります。
人は一度許可してしまうと、後に続く依頼もNOとは言いにくいのです。
一度YESと言ってしまうと、後に続く依頼に対してもYESと言ってしまうのです。
ですから、「話を聞くだけ」という非常に簡単な依頼を許可してもらえるだけで、セールスマンの思惑通りになるのです。
このテクニックを利用すると、最初にとても簡単な依頼をやってもらってから、徐々に依頼のレベルを上げていくことで、最終的に本当にやってほしい依頼をやってもらえます。
しかしながら、最初から話すら聞いてくれない方がほとんどです。
セールスマンはモノを売りつけるというイメージが定着しているため、話すら聞こうとしないのです。
しかし、この問題は実は簡単に解決できます。
話を聞いて貰うよりも簡単な依頼をするのです。
それは、パンフレットだけ受け取ってもらうという依頼です。
話を聞くというのは、何もしなくていいように思えますが、相手のために自分の時間を取られることになります。
しかも、話を聞いてくださいと言うのは、私に従ってくださいと言っているようなものです。
当然相手は、親しくもない人間の命令に反発しようとするので、来てくれるはずがありません。
しかし、パンフレットはどうでしょうか?
パンフレットは渡すだけで、時間はとられません。
人はモノを貰うだけであれば、苦になりません。
しかもパンフレットを渡して「興味がなければ読んでいただかなくても結構です」と言うことで、読まなくていいと相手に指示していることになります。
やるなと言われれば、反発してやりたくなる心理から、渡された相手は逆に読んでやろうと思うのです。
そして次来たときに、話を聞いてもらえればよいのです。
パンフレットを読んだということは、それに時間を費やしてしまったということになるので、セールスマンの話を聞かなければ、読んだことが無駄になるので、せっかくだから話を聞こうと思ってしまうのです。
このように、一度YESと言ってしまうと、そのYESと言ったことを無駄にしたくないために、次の依頼もYESと答えてしまうのです。
徐々に依頼のレベルを上げていくのを「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」と言いましたが、イエスを言わせ続けるテクニックを「イエスセット」と言います。
「イエスセット」の反対で「ノーセット」と言うのもあります。
相手に一度NOと言わせることで、そのあとに続く依頼も全てNOと言わせやすくなります。
セールスで失敗する方は知らない間に「ノーセット」になってしまっていることがあります。
最初にレベルの高い依頼をしてしまい、相手にNOと言われて、次に少しレベルを下げた依頼をしてもまたNOと言われてしまいます。
最後には、パンフレットすら受け取ってもらえません。
最初に依頼をする際に、相手が考えている期待値よりも簡単なものであれば、相手は引き受けてくれますが、少しでも期待値よりもレベルが高ければ、断られてしまいます。
セールスマンは話をしてくるものだと相手は期待しているので、その期待よりも低いパンフレットを渡すことで、相手の期待を良い意味で裏切ることができます。
また恋愛でもこの方法は使えます。
合コンで相手の電話番号を聞くことがありますが、それもセールスマンがお客に話をするのと同じくらい、拒否率が高いです。
電話を聞かれるのが期待値になっているため、それよりも低い依頼をしないと断られてしまいます。
まずは、相手の簡単なプロフィールを教えてもらい最終的に電話番号を教えてもらうことで、拒否されにくくなります。
また、合コンで、会ったその日に電話番号を聞く方が多いですが、次回も出会える機会があるのならば、1回目の合コンの時はあえて電話番号を聞かない方が良いのです。
2回目出会う時に聞く方が成功率が高くなります。
1回目に電話番号を聞くものだと相手は考えているため、その期待を裏切ることで、次会ったときに簡単に電話番号を教えてもらえるのです。
ポイント
「お願いをするときはまずは一番簡単なものからお願いして、徐々にレベルを上げていく」
______________________________________________________________
心理学はどうでもいいから資格が欲しい?
大人のくせに勉強の仕方がわからない?
今回紹介するのは「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」という有名な方法です。
この言葉を訳すと、ドアに足を挟むと言う意味です。
イメージとしてはセールスマンが、玄関のドアを閉めようとするのを、足を入れて食い止めているようなイメージです。
「せめて話だけでもお願いします!」と話だけでも聞かそうとするのです。
相手が拒絶しているのに、どうして話だけでも聞かそうとしていると思いますか?
それは、話を聞かせることで、セールスマンの依頼を許可したことになります。
人は一度許可してしまうと、後に続く依頼もNOとは言いにくいのです。
一度YESと言ってしまうと、後に続く依頼に対してもYESと言ってしまうのです。
ですから、「話を聞くだけ」という非常に簡単な依頼を許可してもらえるだけで、セールスマンの思惑通りになるのです。
このテクニックを利用すると、最初にとても簡単な依頼をやってもらってから、徐々に依頼のレベルを上げていくことで、最終的に本当にやってほしい依頼をやってもらえます。
しかしながら、最初から話すら聞いてくれない方がほとんどです。
セールスマンはモノを売りつけるというイメージが定着しているため、話すら聞こうとしないのです。
しかし、この問題は実は簡単に解決できます。
話を聞いて貰うよりも簡単な依頼をするのです。
それは、パンフレットだけ受け取ってもらうという依頼です。
話を聞くというのは、何もしなくていいように思えますが、相手のために自分の時間を取られることになります。
しかも、話を聞いてくださいと言うのは、私に従ってくださいと言っているようなものです。
当然相手は、親しくもない人間の命令に反発しようとするので、来てくれるはずがありません。
しかし、パンフレットはどうでしょうか?
パンフレットは渡すだけで、時間はとられません。
人はモノを貰うだけであれば、苦になりません。
しかもパンフレットを渡して「興味がなければ読んでいただかなくても結構です」と言うことで、読まなくていいと相手に指示していることになります。
やるなと言われれば、反発してやりたくなる心理から、渡された相手は逆に読んでやろうと思うのです。
そして次来たときに、話を聞いてもらえればよいのです。
パンフレットを読んだということは、それに時間を費やしてしまったということになるので、セールスマンの話を聞かなければ、読んだことが無駄になるので、せっかくだから話を聞こうと思ってしまうのです。
このように、一度YESと言ってしまうと、そのYESと言ったことを無駄にしたくないために、次の依頼もYESと答えてしまうのです。
徐々に依頼のレベルを上げていくのを「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」と言いましたが、イエスを言わせ続けるテクニックを「イエスセット」と言います。
「イエスセット」の反対で「ノーセット」と言うのもあります。
相手に一度NOと言わせることで、そのあとに続く依頼も全てNOと言わせやすくなります。
セールスで失敗する方は知らない間に「ノーセット」になってしまっていることがあります。
最初にレベルの高い依頼をしてしまい、相手にNOと言われて、次に少しレベルを下げた依頼をしてもまたNOと言われてしまいます。
最後には、パンフレットすら受け取ってもらえません。
最初に依頼をする際に、相手が考えている期待値よりも簡単なものであれば、相手は引き受けてくれますが、少しでも期待値よりもレベルが高ければ、断られてしまいます。
セールスマンは話をしてくるものだと相手は期待しているので、その期待よりも低いパンフレットを渡すことで、相手の期待を良い意味で裏切ることができます。
また恋愛でもこの方法は使えます。
合コンで相手の電話番号を聞くことがありますが、それもセールスマンがお客に話をするのと同じくらい、拒否率が高いです。
電話を聞かれるのが期待値になっているため、それよりも低い依頼をしないと断られてしまいます。
まずは、相手の簡単なプロフィールを教えてもらい最終的に電話番号を教えてもらうことで、拒否されにくくなります。
また、合コンで、会ったその日に電話番号を聞く方が多いですが、次回も出会える機会があるのならば、1回目の合コンの時はあえて電話番号を聞かない方が良いのです。
2回目出会う時に聞く方が成功率が高くなります。
1回目に電話番号を聞くものだと相手は考えているため、その期待を裏切ることで、次会ったときに簡単に電話番号を教えてもらえるのです。
ポイント
「お願いをするときはまずは一番簡単なものからお願いして、徐々にレベルを上げていく」
______________________________________________________________
心理学はどうでもいいから資格が欲しい?
大人のくせに勉強の仕方がわからない?